ヴェルディ:レクイエム の感想

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参照データ

タイトルヴェルディ:レクイエム
発売日2008-11-19
アーティストメータ(ズービン)
販売元ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
JANコード4547366042603
Disc 1 :レクイエム 第1曲 レクイエム 「永遠の安息を与え給え」 (混声合唱と四重唱)
レクイエム 第2曲 ディエス・イレ 「怒りの日」 ディエス・イレ 「怒りの日」 (混声合唱)
レクイエム 第2曲 ディエス・イレ 「怒りの日」 トゥーバ・ミルム 「奇しきラッパの音」 (バス独唱と混声合唱)
レクイエム 第2曲 ディエス・イレ 「怒りの日」 リベル・スクリプトゥス 「書き記されし書物は」 (メゾ・ソプラノ独唱と混声合唱)
レクイエム 第2曲 ディエス・イレ 「怒りの日」 クィド・スム・ミゼル 「あわれなるかな」 (ソプラノ、メゾ・ソプラノ、テノールの三重唱)
レクイエム 第2曲 ディエス・イレ 「怒りの日」 レックス・トレメンデ 「みいつの大王」 (混声合唱と四重唱)
レクイエム 第2曲 ディエス・イレ 「怒りの日」 レコルダーレ 「思い給え」 (ソプラノ、メゾ・ソプラノの二重唱)
レクイエム 第2曲 ディエス・イレ 「怒りの日」 インジェミスコ 「われ、罪ある者として嘆き」 (テノール独唱)
レクイエム 第2曲 ディエス・イレ 「怒りの日」 コンフターティス 「呪われたる者どもを罰し」 (バス独唱と混声合唱)
レクイエム 第2曲 ディエス・イレ 「怒りの日」 ラクリモーサ 「涙の日なるかな」 (四重唱と混声合唱)
Disc 2 :レクイエム 第3曲 オッフェルトリウム 「主 イエズス」 (四重唱)
レクイエム 第4曲 サンクトゥス 「聖なるかな」 (二重混声合唱)
レクイエム 第5曲 アニュス・デイ 「神の小羊」 (ソプラノ、メゾ・ソプラノ独唱と混声合唱)
レクイエム 第6曲 ルクス・エテルナ 「永遠の光を」 (メゾ・ソプラノ、テノール、バス三重唱)
レクイエム 第7曲 リベラ・メ 「われらを解き放ちたまえ」 (ソプラノ独唱と混声合唱)
カテゴリミュージック » ジャンル別 » クラシック » オペラ・声楽

購入者の感想

ムーティの心地いいテンポと、豪華な歌手達による最高の名演だと思います。出だしの「キリエ」の荘厳さや、「怒りの日」の壮大な描写も最高ですが、一番のお気に入りは「我は嘆く」の美しいテノールの旋律をパヴァロッティが素晴らい高音で歌っていて一度聴いたら忘れがたいです。全体の重々しさの中で、「聖なるかな」だけが神の威光を称えて華やかなのですが、カラヤンがここまで重めのテンポで演奏するのに対し、ムーティは一転、軽やかに華麗に演奏してその対比が美しいと思いました。

この演奏は、推薦出来る演奏だと感じた。
全くはじめて聴くので、比較ではなく、私の感想だけを元にした
判断なので、その点は割り引いてほしい。

「レクイエムでなくオペラ」という評をよく聴くが、
この演奏は、宗教曲としての祈りや敬虔さに満ちている。
ソプラノの美しさや力強さに引き込まれはするものの、それは
美しい宗教画とも通じる種類の清らかさを保っている。
合唱も迫力があり、声質がタイトでクリアなのもレクイエムには
ぴったりだと思った。

有名な「怒りの日」(Disk1-3)は、地の底から響いてくるような痛切さと、
激しい中にも哀しみの同居した、息もつかせない演奏だ。
「聖なるかな (三聖唱)」(Disik2-3)は、静かな声の重なりが、
三位一体の神を象徴しているように美しかった。
バックの管弦楽や合唱が、それを背景から浮かび上がらせるように、
そっと歌う部分は感動的だ。
「神の子羊 (神羊唱)」(Disk2-4)にもそれは聞ける。

他と比べることはできないが、アバドのおかげで、はじめて聴いたのに
「良い曲だ」と感じることが出来たと、感謝している。

演奏のほうは、メータとニューヨークフィルなんで、まあーベートーベン《英雄》《第九》を聴いてる人なら想像できるだろう…これ以上の熱い演奏があるのか、しかも微塵も荒さを感じさせない、熱演であるのに聴きやすい。それは、メータの解釈のストレートさ、シンプルさでしょう。無用なデフォルメなど一つもない真摯さ、誠実さ、作為の無い自然体な演奏です。録音もまた自然で、虚仮威しのような音響効果的な大太鼓、不自然にバリバリとオンマイクでうるさい金管といった恣意的な部分が無く純音楽的です。

ソリストは、ドミンゴ座長の仕切りが流石です…彼の入ったヴェルレクは重唱のバランスがきれいで安心して聴けます。もちろん、全盛期のドミンゴ、それに、ヴェルディオペラの相方カバリエの素晴らしい歌唱が聴けます。

カバリエの《オッフェルトリウム》の長いビブラートから入る繊細な透明感は、まるで天使です。《リベラ・メ》は、カラヤン盤のフレーニのような芝居がかった見栄は切らず、あくまでもストレートで輝かしい、ただ、その美声に陶酔するばかりです。

バスの男性は声量たっぷりで安定感抜群なんですが、アルトの女性はリミット超えてる(笑)多分、彼女の能力の三割増しくらいで何とか奇跡的に乗り切ってます。この演奏のテンションの高さがリアルに伝わって来ます。

ムジカサクラ合唱団って…彼らの《メサイア》持ってますが、どこの街にでもある普通のプロテスタント教会の合唱団って感じなんですが…このディスクでの彼らのパフォーマンスは信じられないくらい素晴らしい!メータとドミンゴに上手く乗せられたんですね。

つくづく…奇跡的な一期一会の名演だったんだね…って言うか、メータがヴェルディを録音したの、この一回だけだったりして。

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