宇宙を語る〈2〉人類と宇宙の未来 (中公文庫) の感想

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参照データ

タイトル宇宙を語る〈2〉人類と宇宙の未来 (中公文庫)
発売日販売日未定
製作者立花 隆
販売元中央公論新社
JANコード9784122049260
カテゴリ »  » ジャンル別 » 文学・評論

購入者の感想

アーサー・C・クラーク、松井孝典(惑星物理学)河合隼雄、司馬遼太郎との対談。
本書の前編「宇宙を語る〈1〉宇宙飛行士との対話 (中公文庫)」の読み物的な楽しさは、かなり薄くなっています。

クラーク氏は人類の宇宙進出の意義とその実際的な方法を、松井氏は宇宙開発の現状と将来的展望について、それぞれの専門的立場から述べていて、国家政策として宇宙開発が発展してきたこれまでのやり方の是非、今後の方向性などにも言及しています。

うってかわって、河合氏との対談では宇宙飛行士の宇宙での神的体験をもとに、科学とキリスト教の関係性についての考察が繰り広げられます。宇宙そのものというよりも、宇宙体験が及ぼす精神的インパクト主題とされています。
さらに司馬氏とは、インド密教から空海にまで話題が発展し、人が内包している宇宙の概念に関して意見が交わされます。
この二つの対談は「宇宙からの帰還 (中公文庫)」に通じる内容で、立花隆が宇宙を語るうえで外せない、一貫したテーマなのだろうと強く思いました。

難解な部分も多く読みこなせたとは言い難いのですが、『宇宙』とひとくくりに表現されるものに、これほどの多様性があるのだと教えられました。

このシリーズは 大好きで読んでいますが、 いつ読んでも感動です 対談の人によって違うのでそれが楽しみの1つです。

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