科学偉人伝―まんが 発明発見の科学史 の感想

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参照データ

タイトル科学偉人伝―まんが 発明発見の科学史
発売日販売日未定
製作者ムロタニ ツネ象
販売元くもん出版
JANコード9784774301211
カテゴリ »  » ジャンル別 » 科学・テクノロジー

購入者の感想

小学生むけの本に見えますが内容はとんでもない。今高校生ですが何度も読み返してます。初めて読んだのは小学生のときに親が買ってきて読みました。この本から得た影響はかなり大きいです。
絵はかわいく読みやすく(コミカルな感じかな)、内容も学習漫画なんてレベルじゃないと思ってます。
テーマは宇宙の謎、生命の謎、原子の謎、空を飛ぶ夢、宇宙への夢、日本の科学者ごとに章になってます。
偉人伝とありますが、感動したのは紀元前の学者から始まって彼らの発見や功績が次の偉人へと止まることなくつながって、気づけば現代へとたどり着く構成です。
たとえば原子の項目ではデモクリトスが万物は原子でできていると説明する中で、辛いものは原子がとがっていて舌をつつくから、
甘いものは丸い原子で、軽い重いは原子の密度によるものだと想像します。今でこそそれは違うとわかりますが、当時の私にはなるほど筋が通った説明に思えて、なんでそれが違うんだろうと次の世代の偉人の話へ読み進みました。
やがては原子の発見から構造の解明、フェルミなども登場し原子爆弾が作れることになるまで発展した科学の力。
宇宙のなぞについても望遠鏡の構造とかも背景に書きながら、ああそういう理由で大発見につながったのかとか、何をしたからどうなったっていう説明を自然に解説してる。
ガリレオの次の偉人にケプラーが出てきて間違いを指摘したりさらに推し進めたりするのもとても面白かった。

一番素晴らしいのは物理、化学、生物、地学、宇宙と全般の学問を全部一つの繋がりとしてまとめてくれたことでしょうか。
この本を読んでわかったのはやっぱり科学って面白い。素粒子や宇宙やDNAや物理って言葉に理由もなく魅力を感じるのはなんでだろう。
高校では物・化・生・地のどれかを選択するんだけど、一つだけなんてつまらない。根本に行けるなら文理の境すら無くこの世の真理を追い求める夢があるだけだと、この本を読んで学びました。

見た目も厚表紙で事典のような雰囲気がかっこいい。大人でも十分面白い本だと思います。全国の小学生にこの本を読ませるべきかと。

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くもん出版から発売されたムロタニ ツネ象の科学偉人伝―まんが 発明発見の科学史(JAN:9784774301211)の感想と評価
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