君の膵臓をたべたい の感想

わたしは原作は読んでません。
原作を知っている方たちのレビューをすこし拝見しました。わたしは、原作知らなくて、よかった！
なので、この作品はスーッとわたしのなかに爽快で心地よいものを届けてくれた、とてもよい作品と思ってます。

この映画を知ったのは、偶然、去年の暮れごろ、出会った！
何の気なしに豪華版を選んで開封したら驚いた！サプライーズ！共病文庫入ってた！！！物語観るまえに感動してしまった。
まだ、最後まで読めてない。
ほんとうに、こんなに、こころ揺さぶられるなんて思いもしなかった。浜辺美波さんが桜良を演じてくれて、よかったと思っている。キャストミスはない。
ＢＧＭもいい、気に入っている！ミスチルの主題歌も歌詞が最初ちんぷんかんぷんだったけど、観た後に聴くと、ゾクッとくる！すばらしい！
全体的なバランスがマッチしている最良作といっていいとおもう！

追加、アマゾンプライムビデオでも購入しました！良作には出し惜しみしない！自分なりの鉄の掟！

映画館でも観ましたが、何度も観たいと思っていました。

主人公のおふたりが、とても清潔で、素敵でした。
すべての俳優人の演技がすばらしかったです。
背景や、空気感が、ほっとするものがあり、
久しぶりに、きれいな映画を観た気がします。

涙をこらえて、やっと泣くことを許したシーンは、
何回も巻き戻しては涙しました。
また、購入して、何度も観そうです。

主題歌もミスチル、とても素敵です。
歌詞が泣ける。

あの原作から、この宝探しのギミックが生まれたことに感心します。

鑑賞前は、１２年後の設定って必要？
なんて思っていたんですけどね。
ガムをすすめてくる子が、あんな絡み方してくるなんて
原作を知っている者としては、ちょっとしたサプライズです。

現在と回想部分が、溶け込むように行き来する映像も
手が込んでいて好きです。

ただ、原作を読んでるとき、涙が次から次にあふれて
読めなくなった展開はなくなってしまった。
二人とも、もっといろいろな思いがあったんですけどね。

それでも、映像と音楽の力はすごい。涙がこぼれます。

もし映画しか観ていない人は、ぜひ原作を読んでみてください。
また、映画を観たくなると思います。
咲良の表情から、あの時は胸キュンしてるんだなとか、
新しい発見がありますよ。

私は原作を読んだものに関して、実写化されたものにあまり期待しないタイプです。
しかしそんなつもりで観た為か、終始期待を上回り、大変満足致しました。
ただ私個人としてですが、原作でのラストシーン、
桜良の携帯に自分のメールが届いているか確認したところが抜けているのは非常に残念でした。
その部分が何も確認しあうことが出来なくなってしまった二人の、絆の深さを知る部分であり、
登場人物が死を迎えるという悲しい物語を締めくくるにあたって、後味悪くなくさせていた大事なシーンであったと感じています。
原作ファンなら同じ気持ちではないでしょうか。
また原作者がこの物語を完成させたあと、何度も出版社のコンテストに落選したが、絶対に多くの人に知ってもらいたい作品だということで、諦めず試行錯誤をし、なんとか出版にこぎつけたという裏話も合わせて原作、映画共に楽しんで頂きたい作品です。

敢えての星３つです。以下は個人的な意見ですので御参考程度に。先ず、他の方も言っているように、タイトルは良いです。ですが、それ以上でも以下でも無いです。他のレビューに、読み終わってタイトルを見たら鳥肌が立つという意見がありましたが、私は全く立ちませんでした。ラノベ調の青春小説に、病気や生死をテーマに入れたような内容です。文章は余り凝った表現が無く、良く言えばわかりやすく、悪く言えばありきたりです。その部分はデビュー作ということもあってまあ大目に見れます。また、後半から文章力も少し付いたように（偉そうにすみません）感じるので、途中からは然程気になりません。生死に関しても、この人は近くにこういう人が居たのか、取材をしたのだろうか？と思える程には心揺さぶられる言葉が綴られていました。生きるということ、死ぬということ、少し私の中でも考え方が変わるような一冊でした。ですので、途中迄は評価５