舞い降りた天皇(上) 初代天皇「X」は、どこから来たのか (祥伝社文庫) の感想

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タイトル舞い降りた天皇(上) 初代天皇「X」は、どこから来たのか (祥伝社文庫)
発売日販売日未定
製作者加治 将一
販売元祥伝社
JANコード9784396336257
カテゴリジャンル別 » ノンフィクション » 歴史・地理・旅行記 » 歴史

購入者の感想

もうすこし具体的な資料が添えられていたら、良かったかな。 歴史観変わりました。

まつろわぬ作家と「まつろわぬ教師」ユカ(233頁)とのコンビも益々快調。『幕末維新の暗号』に比べ、流れの良くなった文体も読みやすい。

「初めて天皇を名乗ったにもかかわらず、天武は自分で第四〇代の天皇だと言い出した。で、初代が必要になってくる。で、神武という存在を捻り出したのだ。むろん考えたのは天武だ。神武の即位はBC六六〇年になっている。・・・ 一般的に文字は仏教と共に来た(AD五三七年)となっている。ならば、BC六六〇年に「神武」という字は存在しない。いやいやもっと言えば、家系図だってなかったはずだ。文字がないのだから」(181頁)。
「奈良は、けっして山に囲まれた孤立した盆地ではなかったのだ。そして纏向京は(運河で)世界とまっすぐつながっていた・・・・・・」(248頁、括弧内評者)
「有史以前から朝鮮半島に倭人が住んでいた。朝鮮にとっては由々しき問題で、それを認めれば、後々の日本による植民地支配は植民地支配でなくなり、単に旧領土を奪還したというまっとうな話になる」(272頁)。
「北九州には、君が代の詩のすべてがそろっているのである。・・・ 福岡の糸島郡には細石神社がある。そして同じく糸島郡志摩町船越の桜谷(若宮)神社の祭神は、苔牟須売神である。さらに八千代もある。君が代は九州王朝を讃える歌として上代から続いており・・・・・・」(290頁)
「騒ぐだけ時間の無駄なのだ。明快にならないことで騒げば騒ぐほど、周りからはアホに見える。残された道は一心不乱に自分の本に打ち込み、世間に向かってパンチを繰り出すだけだ。まだXにも明確に到達せず、自信はないが、物書きの武器はそれしかない。どっこいこっちはまだ生きている。気持ちを適応させて、さっさと仕事にとりかかった方が得なのだ」(283頁)。

下巻が楽しみである。

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