女が女になること の感想

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タイトル女が女になること
発売日販売日未定
製作者三砂 ちづる
販売元藤原書店
JANコード9784865780376
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 女性学 » ジェンダー

購入者の感想

少子化が問題視され、産めよ増やせよという標語までは出ないけれども、「保育所などを増やせば子どもを産む女性が増える」というのは、経済学的知見から出されたアイディアなので、女性のためでもこれから生まれてくる子どもたちのためでもないという指摘など、大変勉強になった。
日本は本当にほかの国に比べれば恵まれていて、科学的にも経済的にも先進国なのだけれど、
子どもたちにとって、女性にとって生きやすい国かといえばそうでもないのは、だれもが気づいている。 それはなぜなのか、本来どうあるべきなのか、
どこがおかしくて、問題なのかを、女性の視点から書かれた本。

女性にとって子どもを産むのは、必須ではないけれども、産もうと思っている人や産みたいと思っているけれどもキャリアなど目先の目標にとらわれて
一歩踏み出せない女性に対する応援歌のような本でもある。

著者は、決して子どもを産まないと女性は満足が得られないとは言っていないし、子のない女性に対する批判もしていない。
ただ子どもを産むというのは、男性が得られる経験ではなくて、かけがえのないものなので、社会そして周りの人間が理解してあげよう、
そして子どもを産む予定の女性は、その経験をないがしろにするのではなく、自分の人生の一経験として、大事にしよう、と言っている。

現代社会では、そう言ってくれる人は、周りに少ないと思うから、就職留学結婚出産離婚を経て日本へ戻ってきた著者の
ある意味第三者的視点、そして客観的な視点、、先輩女性としての視点から書かれたこの本は、女性賛歌と言えるのではないか。
そう思える、心にゆとりのある、日本人女性が増えるといい。

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