ケネディのいちばん長い日―ある日本軍人との死闘 の感想
参照データ
タイトル | ケネディのいちばん長い日―ある日本軍人との死闘 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | ロバート ドノバン |
販売元 | 毎日ワンズ |
JANコード | 9784901622776 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » ノンフィクション |
購入者の感想
戦後復員し故郷で町長をつとめていた花見元艦長のもとに、ケネディなる上院議員から一通の手紙が届く。手紙には大統領選に出馬したが、苦戦している。応援に来てほしい、とあった。手紙の主は誰なのか、まったく思い当らなかった元艦長だが、やがてそれが昭和18年8月1日に死闘を演じた魚雷艇の艇長であることを知る。当時、ガダルカナル近海では彼我の青年たちが文字通り血で血を洗う戦いを繰り広げていたのだ。まちがいなく撃沈したはずの男が生きていて、しかも助けを求めている。そればかりかその艇長は英雄的行為によって、部下のほとんどを生還させていたのである。元艦長はかつての駆逐艦の乗組員を集め、激励の寄せ書きをしたため、それを主計長に持たせた。主計長は行く先々で大歓迎を受けケネディは史上稀にみる僅差で当選を果たす。
本書の原作は発売されるやたちまち全米でベストセラーとなり、映画化されることも決まった。大統領はその試写を観ることを楽しみにしていたという。しかしついに彼がそれを観ることはなかった。このところ私たちの周りは尖閣、竹島、集団的自衛権などと何かとかまびすしい。本書はそんな今こそ読まれるべき一冊である。
本書の原作は発売されるやたちまち全米でベストセラーとなり、映画化されることも決まった。大統領はその試写を観ることを楽しみにしていたという。しかしついに彼がそれを観ることはなかった。このところ私たちの周りは尖閣、竹島、集団的自衛権などと何かとかまびすしい。本書はそんな今こそ読まれるべき一冊である。