最高裁の罠 の感想
参照データ
タイトル | 最高裁の罠 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 志岐 武彦 |
販売元 | ケイアンドケイプレス |
JANコード | 9784906674480 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 社会・政治 » 政治 |
購入者の感想
森ゆうこ氏の「検察の罠」の続編とも思えるタイトルだが、小沢一郎に対する罠を仕掛けた張本人が最高裁事務総局であることを、情報公開などによって地道に集めた事実を積み上げて明らかにしている。さらに、驚くことに小沢氏に対する強制起訴議決は架空議決だった可能性が高いことまで指摘している。
国民としてあきれることは、法に則った情報公開を求めても、官僚の判断でいとも簡単に「非開示」とされて、重要な情報を得ることができないということだ。国会での答弁についても、まさに慇懃無礼としか言いようのないわざと的を外した答弁で逃げている。
本書では、著者らが実際に経験したこれらの事実を忠実に記している点でも貴重である。官僚は国民のために働いているのではなく、自分たちの既得権益を守り、天下り先を確保し、責任逃れをするために働いているのだということがよくわかる。
志岐氏の活動はブログなどを通じて知ってはいたし、実際に検察審査会を仕切っているのは最高裁事務総局であることも分かっていたが、書籍としてまとめ上げられ発行されたことの意義は大きい。
国民としてあきれることは、法に則った情報公開を求めても、官僚の判断でいとも簡単に「非開示」とされて、重要な情報を得ることができないということだ。国会での答弁についても、まさに慇懃無礼としか言いようのないわざと的を外した答弁で逃げている。
本書では、著者らが実際に経験したこれらの事実を忠実に記している点でも貴重である。官僚は国民のために働いているのではなく、自分たちの既得権益を守り、天下り先を確保し、責任逃れをするために働いているのだということがよくわかる。
志岐氏の活動はブログなどを通じて知ってはいたし、実際に検察審査会を仕切っているのは最高裁事務総局であることも分かっていたが、書籍としてまとめ上げられ発行されたことの意義は大きい。