母性 の感想
参照データ
タイトル | 母性 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 湊 かなえ |
販売元 | 新潮社 |
JANコード | 9784103329114 |
カテゴリ | 文学・評論 » 文芸作品 » 日本文学 » ま行の著者 |
購入者の感想
初めて読んだ湊かなえさんの本が「母性」である。
職場の上司の机の上にこの本(ハードカバー版)が置いてあって興味があったのと、職場の同僚に勧められたので読んでみた。
しかも上記のことがことが同じ日に起こったので、シンクロニシティを感じたのも理由である。
個人的にはハードカバー版のデザインの方が好みである。
これは人とのコミュニケーションを客観的に捉える教科書である。
自分がよかれと思いやっていることが、相手にとっていいことではない。
自分が相手に何かしたときに、相手に見返りを求めてしまう。
相手からの自分へのイメージは自分が勝手に創り出したものである。
こういったコミュニケーションのすれ違いを文章として、且つ客観的に見れるのがこの本である。
1つの物語が、母、娘の視点を主として語られていく。
この中でコミュニケーションのすれ違いが数々と描かれていく。
読んでいく中で、きっと自分を投影できる描写がいくつもあるはず。
私も数多くあったし、未来に起こるかもしれない事象としてリアルに考えることもできた。
そして読み終えた後、究極のコミュニケーションの1つである「愛」とは、やはり抽象的なものであり、時には残酷なものにもなるということを認識した。
興味が出たなら、ぜひご一読を。
職場の上司の机の上にこの本(ハードカバー版)が置いてあって興味があったのと、職場の同僚に勧められたので読んでみた。
しかも上記のことがことが同じ日に起こったので、シンクロニシティを感じたのも理由である。
個人的にはハードカバー版のデザインの方が好みである。
これは人とのコミュニケーションを客観的に捉える教科書である。
自分がよかれと思いやっていることが、相手にとっていいことではない。
自分が相手に何かしたときに、相手に見返りを求めてしまう。
相手からの自分へのイメージは自分が勝手に創り出したものである。
こういったコミュニケーションのすれ違いを文章として、且つ客観的に見れるのがこの本である。
1つの物語が、母、娘の視点を主として語られていく。
この中でコミュニケーションのすれ違いが数々と描かれていく。
読んでいく中で、きっと自分を投影できる描写がいくつもあるはず。
私も数多くあったし、未来に起こるかもしれない事象としてリアルに考えることもできた。
そして読み終えた後、究極のコミュニケーションの1つである「愛」とは、やはり抽象的なものであり、時には残酷なものにもなるということを認識した。
興味が出たなら、ぜひご一読を。