今、なぜ「大学改革」か? 私立大学の戦略的経営の必要性 (二松學舍ブックス) の感想

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大学職員として勤務している者ですが、タイトルに目をひかれて読んでみました。

今夏、予備校の代ゼミが校舎の7割を閉鎖するという衝撃的なニュースがありましたが、大学でも、「今」改革を行い、受験生に選んでもらえるように大学の価値を高めないと、受験生に選んでもらえなくなり、将来同じことが起こりうる・・・ということを、著者は冒頭で説明しています。
大学の学生募集停止も度々ニュースで取り上げられるようになってきていますが、その原因が若年人口の減少だけではなく、他にも存在していることも本書を読んで理解できました。

本書は、著者の豊富な経験に基づいて、現在の環境、経営的な視点、様々な事例をベースに大学改革について切り込んでいます。
大学は「象牙の塔」のままでは成り立たなくなってきていることがわかったと同時に、危機意識も生まれました。
大学関係者には一読をおすすめします。