教養は「事典」で磨け ネットではできない「知の技法」 (光文社新書) の感想

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参照データ

タイトル教養は「事典」で磨け ネットではできない「知の技法」 (光文社新書)
発売日2015-08-18
製作者成毛 眞
販売元光文社
JANコード9784334038717
カテゴリ人文・思想 » 本・図書館 » 目録・カタログ・インデックス » 選定図書総解説・目録

購入者の感想

人と会話するのに何を話せばいいかわからないという悩みを持っている人の場合
その多くは原因が話し方の上手い下手以前に、話す内容が無いということが多いです。
それを解決するには会話で出てくる程度のライトな話題をたくさん持っているのがオススメで、
それを実現するのに事典ほど最適なものはないです。

本書では色々な事典が紹介されているので、自分が興味あるのを買って少しずつ読んでみるという生活を続けてみると
気がつけば色々な話題に反応できていることに気付くはずです。

これを見てかったサイエンス大図鑑を子どもと一緒によく読んでいます。

第1章がこの本の肝要である。
近年の流行りである「どうやって教養を身につけるか?」
という問題提起に対する、成毛氏の解答である。
以下、第1章のキーワードを抜粋。

第1章 最高の教養本は「事典」である。
・グーグル先生はキーワードを持たない人には何も教えてくれないのだ。(p18)
・グーグル先生さえ近くにいれば知的生活に不自由しないかというと、そんなことはない。グーグル先生は、聞いたこと、聞いたことと関係のありそうなことしか教えてくれない。(p21)
・「ついでに」を生み出すから事典は素晴らしい。(p21)
・事典は、疲れたときに読む本として最適である。(p23)
・事典はひとつの項目が短く完結している。(p23)
●構えず眺めていればするすると中身が頭に入ってきて、そして出ていく。この循環は案外と快適で、繰り返しているうちにその内容を覚えてしまうこともある。これが教養となって頭の中に蓄積されていくのである。(p23)
●さらに、広く浅く小さな知識を仕入れていくと、ものごとを俯瞰して捉えることができるようになってくる。ひとつの物語に狭く深くのめり込むと、それはそれで楽しいのだが、近視眼的になりがちだ。一方、雑多な知識をつまみ食いしていると視野が広がり、それに伴って楽しみの幅も広がっていく。(p23)
・ただ残念ながら、ウィキペディアには偏りがある。(p25)
・また、ウィキペディアには間違いがある。(p25)
●入門書を読んでも初心者には世界観が把握できないのである。では、その世界観を理解するには何を読んだらいいのか。答えは、その分野の事典である。(p31)
●事典はその分野を網羅するように編纂されているので、読み通せば全体感がわかる。また、各項目が独立していて一部分を読んでもわかるようになっているので、自ずと、重要な文言が繰り返し登場する。その様を見るだけで、この分野では何が大事なのかがわかってくるのである。(p31)

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