入門 環境経済学―環境問題解決へのアプローチ (中公新書) の感想
参照データ
タイトル | 入門 環境経済学―環境問題解決へのアプローチ (中公新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 日引 聡 |
販売元 | 中央公論新社 |
JANコード | 9784121016485 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 社会・政治 » 環境・エコロジー |
購入者の感想
地球温暖化、資源リサイクル、ゴミ処理問題など、現代に生きる我々がメディアを通して環境問題を目にする機会は非常に多い。本書では環境経済学が世界が抱えるこの重大な問題に対して一つの考え方を提示してくれる。
「空気を汚すと地球に良くないので止めましょう」だけでは、全ての人を動かすことは不可能だろう。でも、汚した分だけオカネを取られたとしたら・・・?結果は大きく変わってくるはずだ。いろんな価値観を持つ人々が自分勝手に生きていたとしても、市場原理の導入によって環境汚染に歯止めをかけることができる。本書は環境問題解決のための経済学的アプローチを分かり易く提供してくれる。経済学を学んだ人も、そうでない人も、環境問題に興味がおありなら、一度読んでみて損はないだろう。
経済学を学んだことのない人にも、環境経済学のアプローチが理解できるように必要な解説が丁寧にされている(1章)。また本文の途中に挿入されているコラムでは、環境問題に関する「身近な」話題が紹介されており、興味を途切れさせない。読後には以前よりも広い視野から、「環境問題」について「カタレル」あなたになっているだろう。経済理論満載でとっつきにくい環境経済学関連の書籍が多いなか、本書は入門書として最適であろう。
「空気を汚すと地球に良くないので止めましょう」だけでは、全ての人を動かすことは不可能だろう。でも、汚した分だけオカネを取られたとしたら・・・?結果は大きく変わってくるはずだ。いろんな価値観を持つ人々が自分勝手に生きていたとしても、市場原理の導入によって環境汚染に歯止めをかけることができる。本書は環境問題解決のための経済学的アプローチを分かり易く提供してくれる。経済学を学んだ人も、そうでない人も、環境問題に興味がおありなら、一度読んでみて損はないだろう。
経済学を学んだことのない人にも、環境経済学のアプローチが理解できるように必要な解説が丁寧にされている(1章)。また本文の途中に挿入されているコラムでは、環境問題に関する「身近な」話題が紹介されており、興味を途切れさせない。読後には以前よりも広い視野から、「環境問題」について「カタレル」あなたになっているだろう。経済理論満載でとっつきにくい環境経済学関連の書籍が多いなか、本書は入門書として最適であろう。