超ひも理論とはなにか―究極の理論が描く物質・重力・宇宙 (ブルーバックス) の感想
参照データ
タイトル | 超ひも理論とはなにか―究極の理論が描く物質・重力・宇宙 (ブルーバックス) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 竹内 薫 |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 9784062574440 |
カテゴリ | ジャンル別 » 科学・テクノロジー » 物理学 » 一般 |
購入者の感想
素人の科学好きにとっては、気が付かないと自分が知っている“最新”理論が、実は10年前のものだったりするので、ある程度おきに入門書を読むことでアップデートをはかる必要があります。NHKスペシャルなどで取上げられるのは半年から1年くらい後、という場合が多いので。
本書は数式を使わないとはいえ、「超ひも理論は、物理学理論のなかでも際立って「数学的」であり「抽象的」な理論であるため、精確さとわかりやすさの両立に苦慮(苦悩?)した。」とあるように、モノ自体が難しい理論なので結構素人には難しかったです。専門の研究者がイメージ豊かに描いた『エレガントな宇宙』などのほうが分かった気になるでしょう。
基礎的な知識もありますが、基本的には“精確さ”のほうをベースにしてあり、数学が分からない私でも、数学的理論である事は充分分かりました。
わかりやすくするための工夫としては著者のもうひとつの顔であるミステリーの主人公・湯川幸四郎と十文字葵が作中作でゲスト出演していたりします。(余談というか、ファンサービスでしょう)
参考文献や読書案内がていねいなのがこの著者の本のいいところで、今回も1つずつにしっかりコメントがついています。
ただ、補足や注釈としての意味合いが強いのですが、コラムが頻繁に入る構成はいかがなものでしょう…。
本書は数式を使わないとはいえ、「超ひも理論は、物理学理論のなかでも際立って「数学的」であり「抽象的」な理論であるため、精確さとわかりやすさの両立に苦慮(苦悩?)した。」とあるように、モノ自体が難しい理論なので結構素人には難しかったです。専門の研究者がイメージ豊かに描いた『エレガントな宇宙』などのほうが分かった気になるでしょう。
基礎的な知識もありますが、基本的には“精確さ”のほうをベースにしてあり、数学が分からない私でも、数学的理論である事は充分分かりました。
わかりやすくするための工夫としては著者のもうひとつの顔であるミステリーの主人公・湯川幸四郎と十文字葵が作中作でゲスト出演していたりします。(余談というか、ファンサービスでしょう)
参考文献や読書案内がていねいなのがこの著者の本のいいところで、今回も1つずつにしっかりコメントがついています。
ただ、補足や注釈としての意味合いが強いのですが、コラムが頻繁に入る構成はいかがなものでしょう…。