沖縄と米軍基地 (oneテーマ21) の感想

アマゾンで購入する

参照データ

タイトル沖縄と米軍基地 (oneテーマ21)
発売日2011-09-10
製作者前泊 博盛
販売元角川書店(角川グループパブリッシング)
JANコード9784047102972
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 軍事 » 軍事入門

購入者の感想

筆者は、沖縄米軍基地に反対の立場から論陣を張り、様々な著作を出版しているほか、沖縄紙のインタビューを受けており、その世界では知られている人物である。したがって、本書のタイトルである「沖縄と米軍基地」についての筆者のスタンスは読む前から明らかであり、米軍基地に関する冷静な分析を読みたい人には本書は間違ってもオススメできない。

本書はむしろ、基地反対派が指摘する、沖縄の米軍基地の諸問題について理解するために読むべきであろう。沖縄の主権回復前から現在に至る沖縄の様々な基地問題を大まかではあるものの記載しているため、基地問題の入門書としてはある程度役に立つ。

著者は琉球新報社記者を経て、普天間基地に隣接しかつて米軍ヘリが墜落した
沖縄国際大学の教授。

こういう沖縄の米軍基地関係の著書が、意見の偏りは別にして、
情報の偏りがあるかどうかは、次の記述がきちんとしてあるかどうかで見極めることができる。

“在日米軍「専用」基地の75%が沖縄にある。”

本書では数字が74%であるが、「専用」ときちんと謳うことが情報としてはミスリードのない正しい
ものなのである。

さて、情報的に偏りのない本書。次のような疑問いつき当たっている人は是非読んだほうが良い。
・沖縄で米兵犯罪が減らない理由は
・なぜグアムに移転する海兵隊は8000人なのか
・海兵隊(marine)と海軍(navy)はどこが違うのか
・なぜ米軍は沖縄駐留にこだわるのか
・米国務省・メア日本部長の「沖縄の人々はゆすりの名人」発言はどこから出てくるのか。
・普天間基地移設問題の着地点はあるのか0

あなたの感想と評価

コメント欄

関連商品の価格と中古

沖縄と米軍基地 (oneテーマ21)

アマゾンで購入する
角川書店(角川グループパブリッシング)から発売された前泊 博盛の沖縄と米軍基地 (oneテーマ21)(JAN:9784047102972)の感想と評価
2017 - copyright© みんこみゅ - アマゾン商品の感想と評価 all rights reserved.