国盗り物語(一~四) 合本版 の感想

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参照データ

タイトル国盗り物語(一~四) 合本版
発売日2015-03-20
製作者司馬 遼太郎
販売元新潮社
JANコード登録されていません
カテゴリ »  » ジャンル別 » 文学・評論

購入者の感想

 本来なら星5つなのですが4つとした理由は後述します。
 一般的には、斉藤道三から織田信長へと引き継がれるリレー小説と言われていますが、私はその二人と共に時代を駆け抜けた明智光秀こそ実は主役ではないか?と思いました。
 幼き日より道三に学び、若くして諸国を流浪しながらも道三から学んだ事や見識(特に鉄砲の扱い)を生かして細川藤孝と無二の親友となり、共に足利幕府再建の為に尽力しながら信長に仕える事になります。共に道三の愛弟子である信長の下で出世していく光秀ですが、その考え方は革新的かつ狂気(カイジの利根川に近いモノがある)とも言え、悩み苦しむ事も増えついには本能寺へと至ります。優秀な軍人であり官僚ではあったが政治家ではなかったという表現が物悲しくもあります。一方で、藤孝は教養人であり政治家でもあったのですね。
 斉藤道三も、お万阿や深芳野がいるのに、小さい女の子(後の小見の方)に入れ揚げたり(笑い)、油屋時代に「商売は正直に!」と力説するなどお茶目な一面を見せてくれます。
 さて、星4つの理由ですが、合本版の価格が4冊をバラで買うより高かったからですが、さらに文庫本4冊買うよりも高かったので、抗議の意味も込めて星4つとしました。本当に作品は星5つ以上の内容となっていますが。

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