Venetia の感想
参照データ
タイトル | Venetia |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | Georgette Heyer |
販売元 | Harpercollins (Mm) |
JANコード | 9780061002595 |
カテゴリ | » 洋書 » By Publisher » HarperCollins |
購入者の感想
主人公は美しく聡明でユーモアのセンスに溢れた25歳のVenetia。彼女は、ヨークシャーの片田舎で、国を留守している兄に代わり、びっこだが頭脳明晰で毒舌の弟Aubreyと共に、屋敷の女主人として2人のしつこい求婚者をうまくかわしながらも、自由にのびのびと生活していた。ある日、近所の館に悪名高い独身貴族のDamerelがやってくる。彼は若い時に人妻と駆け落ちし、その後は破局した過去をもつ人物だった。彼はVenetiaを誘惑しようと考えるのだが、彼女の純真無垢さに魅了され、Aubreyも交えて大の親友となる。周りの目も気にせず、3人は楽しい日々を送るが、ある日突然に、兄Conwayの気弱な嫁と、屋敷からVenetia達を追い出そうとする強気で傲慢なその母親の登場により、事態は急展開する…・
Hayer作品の中でも人気の高い一冊。話はまさに, A bad boy meets a good girlの原点といった所で、今の感覚からするとLord Damerelもたいして悪党に思えず、会話の中にやたらと感嘆符が出てきて最初は辟易しますが、読んでいるうちに段々気にならなくなります。それよりも、本当に文章がクラシカルというか、今の若いアメリカ人のティーンエージャーにVenetia風に話し掛けたら多分わかってもらえないんじゃないかと思う位の美しい英語。 まさに古き良き時代のロマンス。 現代の、愛情表現や性描写が過多なロマンスにすっかり慣れてしまった私には、なんとも清潔感溢れるクリーンな物語でした。
Hayer作品の中でも人気の高い一冊。話はまさに, A bad boy meets a good girlの原点といった所で、今の感覚からするとLord Damerelもたいして悪党に思えず、会話の中にやたらと感嘆符が出てきて最初は辟易しますが、読んでいるうちに段々気にならなくなります。それよりも、本当に文章がクラシカルというか、今の若いアメリカ人のティーンエージャーにVenetia風に話し掛けたら多分わかってもらえないんじゃないかと思う位の美しい英語。 まさに古き良き時代のロマンス。 現代の、愛情表現や性描写が過多なロマンスにすっかり慣れてしまった私には、なんとも清潔感溢れるクリーンな物語でした。