ノーベル物理学者が教える 「自分力」の磨き方 (知と学びのシリーズ) の感想

読み終わって、興味を持ち、参考にしたいと思ったのは、坂田理論と益川理論を対比して益川理論の優位性に触れている箇所です。

結論として、「一つの現象を結論から逆に論理を組み立ててみると見えてこなかった可能性が見えてくることがあるのです」とされています。さらに、その後の部分では「結果から出発点に逆戻りして考えてみることが大切」だと説いています。この考え方には深いものがあり、私の関心領域でも、応用できそうな気がしました。

自己流の要約ですが、印象に残った言葉を書き留めておきます。

･自分のなかの種を発見しよう。
･得意だと思い込むこと。
･一流の仕事とは独自の視点たアイデアた独創性を発揮すること
･適度な雑音のなかで高まる集中力
･先人の思考を知る事は、自分の思考を言葉にして、形のないものに形を与えることにつながる。

余談っぽくなりますが、この本のamazonランキングは144,372位です。（平成26年12月6日2:09現在）
著者の知名度や書かれたものもわかりやすいのに、意外な順位でした。