CD&DVD51で語る西洋音楽史 (ハンドブック・シリーズ) の感想
参照データ
タイトル | CD&DVD51で語る西洋音楽史 (ハンドブック・シリーズ) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 岡田 暁生 |
販売元 | 新書館 |
JANコード | 9784403250965 |
カテゴリ | エンターテイメント » 音楽 » 音楽理論・音楽論 » クラシック音楽 |
購入者の感想
音楽史のポイントが要所で押さえられている良著。
作品周辺の歴史的な背景を知ることで、好きな作曲家以外にもいろいろと聴いてみたくなる。
内容としてクラシックファンに媚びていない雰囲気があるので、初心者のガイド本としては手強いと思う。
中世の音楽に多く紙面を割かれたり、ブルックナーが載っていなかったり。
CDや映像作品の紹介も、売れているかどうかは別として、特徴を表す尖がったものが多い。
この辺り、筆者のポリシーが強く感じられた。
流れや歴史という意味では、同氏による「西洋音楽史」のほうが内容が濃い。
だた、あちらはやや教科書的なので、読みやすさは本書のほう。文章も明瞭で分かりやすい。
クラシック音楽の聴き方を、また違った角度から捉えるきっかけになる1冊。
また、本書から音楽史、ひいては西洋史へと興味が広がるかもしれない。
作品周辺の歴史的な背景を知ることで、好きな作曲家以外にもいろいろと聴いてみたくなる。
内容としてクラシックファンに媚びていない雰囲気があるので、初心者のガイド本としては手強いと思う。
中世の音楽に多く紙面を割かれたり、ブルックナーが載っていなかったり。
CDや映像作品の紹介も、売れているかどうかは別として、特徴を表す尖がったものが多い。
この辺り、筆者のポリシーが強く感じられた。
流れや歴史という意味では、同氏による「西洋音楽史」のほうが内容が濃い。
だた、あちらはやや教科書的なので、読みやすさは本書のほう。文章も明瞭で分かりやすい。
クラシック音楽の聴き方を、また違った角度から捉えるきっかけになる1冊。
また、本書から音楽史、ひいては西洋史へと興味が広がるかもしれない。
岡田暁生の『西洋音楽史』(中公新書,2005年)の実習篇である。
中公新書が理論篇だったとすれば、代表的なDVDやCDを参考に京都大学(あるいは岡田氏が通史を担当していた神戸大学)の講義を聴いているような錯覚を起こさせてくれる名著である。岡田氏は「音楽を歴史的に聴く楽しみ」を伝えたいと中公新書で書いた。その姿勢はこの本でも貫かれている。
音楽を好き嫌いで語ると言い放しになって対話が成立しない。音楽を歴史的に語る方法、それを学べる幸福な機会が私たちにもたらされた。
ありがとう、岡田さん。次の著作も期待しています。0
中公新書が理論篇だったとすれば、代表的なDVDやCDを参考に京都大学(あるいは岡田氏が通史を担当していた神戸大学)の講義を聴いているような錯覚を起こさせてくれる名著である。岡田氏は「音楽を歴史的に聴く楽しみ」を伝えたいと中公新書で書いた。その姿勢はこの本でも貫かれている。
音楽を好き嫌いで語ると言い放しになって対話が成立しない。音楽を歴史的に語る方法、それを学べる幸福な機会が私たちにもたらされた。
ありがとう、岡田さん。次の著作も期待しています。0