西洋音楽史―「クラシック」の黄昏 (中公新書) の感想
参照データ
タイトル | 西洋音楽史―「クラシック」の黄昏 (中公新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 岡田 暁生 |
販売元 | 中央公論新社 |
JANコード | 9784121018168 |
カテゴリ | エンターテイメント » 音楽 » 音楽理論・音楽論 » 音楽史 |
購入者の感想
いわゆる「クラシック音楽」を聴くのは好きで、専らポピュラーなものを中心にCDなどで楽しんでいる。音楽史については今まで特別の関心がなかったが、偶々、行きつけの書店で「流れを一望」のフレーズを見て本書を読むことになった。
あとがきによると、昨今の音楽史研究における専門分野の細分化に強い苛立ちを覚えて、初心者向けに手軽に音楽史を理解できるような本を作りたいということがきっかけとなったという。この試みは成功していよう。グレオリオ聖歌に始まる西洋音楽がいわゆるクラシックの最盛期を経てシェーンベルク、そして現在に至るまでの流れが、音楽理論の細部にとらわれることなくわかり易くまた、興味深く記述されている。
随所に音楽を理解する上でのお勧めの演奏の紹介もあり、早速何枚かのCDを購入する羽目になった。今まで聴いて来た音楽に対してはより理解が深まり、そして新たに聴いてみたくなる分野の音楽が現れてくること必定である。若い頃にこのような本を読んでいたらと悔やまれる。0
あとがきによると、昨今の音楽史研究における専門分野の細分化に強い苛立ちを覚えて、初心者向けに手軽に音楽史を理解できるような本を作りたいということがきっかけとなったという。この試みは成功していよう。グレオリオ聖歌に始まる西洋音楽がいわゆるクラシックの最盛期を経てシェーンベルク、そして現在に至るまでの流れが、音楽理論の細部にとらわれることなくわかり易くまた、興味深く記述されている。
随所に音楽を理解する上でのお勧めの演奏の紹介もあり、早速何枚かのCDを購入する羽目になった。今まで聴いて来た音楽に対してはより理解が深まり、そして新たに聴いてみたくなる分野の音楽が現れてくること必定である。若い頃にこのような本を読んでいたらと悔やまれる。0