論説体中国語 読解力養成講座―新聞・雑誌からインターネットまで の感想

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参照データ

タイトル論説体中国語 読解力養成講座―新聞・雑誌からインターネットまで
発売日販売日未定
製作者三潴 正道
販売元東方書店
JANコード9784497210074
カテゴリジャンル別 » 語学・辞事典・年鑑 » 中国語 » 学習法

購入者の感想

 語学の勉強には会話力の上達を目標とすることが最も重要だと思いますが、中国語に関しては日本人の場合は同じ漢字文化圏に属し、発音はできなくても豊富な潜在的語彙力を持っています。この潜在的な語彙力を利用して、中国語の高度な読解力を養成するのは中国語の重要な勉強法の一つだと思います。本書は新聞やインターネットに登場する時事的で文語的な文章の読解力の養成を目的にしています。

 全体は大きく分けて二部からなっています。前半部は文法の復習や論説文によく使われる単語で日本語との微妙な意味の差があるもの、類似的な単語の意味の違いなどの学習にあてられています。文法については、すでに学んでいることを前提にしており、簡単な説明になっています。文法や語彙の説明の中心は会話体と文語体との相違点などにあてられています。例えば、会話体では把構文は文語体では「把」ではなく、「将」を用いるなどです。したがって、中国語の基礎文法は習得しておく必要があります。また、ピンインは全くありません。

 後半部はただひたすら論説文を読んでいくことになります。論説文はその文章の長さから5つのセクションに分かれています。最初は20字前後の短い文章から、続いて40字、60字、80字、100字の文章へとステップアップしていきます。文章が長くなり、複文になると、文と文との関係が因果関係や、並列、挿入など論説体特有の複雑性が増します。また、主語、修飾句、動詞などの識別能力が養成されます。中国語の「的」が日本語の「の」にあたると思っていたのですが、この本を読んで「的」が長い修飾句がかかる場合が多く、この場合、日本語の「の」とはちがって、英語の関係代名詞的な役割をしていることに気づかされました。後半部の論説文は500題。かなりのボリュームがあります。

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