<マクロ経済政策入門> 黄金の拘束衣を着た首相―なぜ安倍政権は緊縮財政・構造改革を推進するのか の感想

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タイトル<マクロ経済政策入門> 黄金の拘束衣を着た首相―なぜ安倍政権は緊縮財政・構造改革を推進するのか
発売日販売日未定
製作者三橋貴明
販売元飛鳥新社
JANコード9784864103916
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 政治 » 政治入門

購入者の感想

現在、世界各国で「経済政策の誤り」が深刻化を増している。
デフレ脱却には、「金融緩和と財政出動のポリシーミックス」が必要。
こんなのは、ケインズの時代に分かっていることである。
我が国においても、高橋是清の成功例が実在する。

しかし、現在の安倍政権は、これとは真逆の方向に進行している。
「瑞穂の国の資本主義」を提言した当初の姿から考えれば、
その変節ぶりは正気を疑うほどである。

もっとも、この現象は実は、安倍政権だけのものではない。
「政策担当者が揃って、経世済民とは真逆の方向に政策を進める」
このような「冗談みたいな現実」が、世界各国で常態化しているのである。

本書は、

「なぜ、歴史的な文脈から【答えの分かっている問題】に対し、
 政府(政策担当者)が正しい解決策を実行できないか」

この部分に焦点を当て、その原因について解説した良著である。
根底には「思想という名の呪縛」が存在している。

「経済学のドグマ」「安倍政権の誤解」「株価偏重の政策に陥る根拠」

上記の三つについて詳細に分析し、
それらに反論する形で、正しい解決策について述べる。
議論は地に足のついた分かりやすいものである。
三橋氏の展開してきた言論の集大成を見る思いである。

さて、本書で語られる「黄金の拘束衣」とは、
以下のような定義の言葉である。

『国民所得(実質賃金)のためではなく、
 グローバル資本のための政策を実施させるために、
 各国の政策担当者に着せられた呪い』

上記の『呪い』という言葉は、『思想』という言葉に置き換えることが可能であろう。

安倍政権の行動実績を見てみれば、
現実主義者である三橋氏の怒りに共感せずにはいられない。

1. TPP (4月に妥結が濃厚という報道あり)
2. 消費税増税に代表される緊縮財政
3. GPIF改革
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