Miles at the Fillmore: Miles Davis 1970: の感想

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参照データ

タイトルMiles at the Fillmore: Miles Davis 1970:
発売日2014-03-25
アーティストMiles Davis
販売元Sony Legacy
JANコード0887654338129
Disc 1 :Introduction
Directions
The Mask
It's About That Time
Bitches Brew
The Theme
Paraphernalia
Footprints
Disc 2 :Directions
The Mask
It's About That Time
Bitches Brew
The Theme
Spanish Key (Encore)
The Theme (Encore)
カテゴリミュージック » ジャンル別 » ジャズ・フュージョン » モダンジャズ

購入者の感想

またもやマイルスの未発表ボックス・セット。今度は1970年のフィルモア・イースト音源。もちろん名盤「Miles Davis At Filmore」の元音源で完全収録との事。前回発売のボックス・セット「Miles Davis Quintet: Live in Europe 1969 」からわずか1年でこのヴォリューム。エレクトリック・マイルスが好きな人にとってはこれ以上ない幸せな状況だ。

完全盤が発売されると、おのずとオリジナルで発売された時のテオ・マセロ(プロデューサー)の思い切った、それでいて的確な編集の妙技を改めて味わう事になる。やはりさすが。当時この盤のようにコンサートを1日分丸々発表していたら、ここでも散見出来るような、(日本限定「Black Beauty」のように)若干たるんだ部分も聴かせることになり、現在のような名盤としての評価は受けにくかっただろうし、何よりライヴ演奏の評判はこれほどまでには上がらなかっただろうと思う。もちろんその事によってこの完全盤4枚組の価値は下がる事はないし、ファンとしてみればコンサートをコンプリートで疑似体験して聴きたいのは当然の希求なので幸せな事には間違いない(しかも40年以上前のライヴだ!)。

ただ贅沢なのを承知で言わせてもらえるのならば、個人的には手放しで喜んでいないことも小さな声で告白しておきたい。というのも昨今のあまりの物量にどうしても個々の音源の印象が薄くなりがちで、前述の「1969」もまだ消化しきれていないような状態なので、続いてのこの4枚はかなりきつい。と言うのも自分は彼らの演奏を聴く場合、何かをしながら聴くとか、ドライヴの時に聴くというような感じではなく、かなり集中力を要するから。出来うることならばボーナスとして付け足されている同年のフィルモア・ウエストの音源は、音質的にも差異がある事だし、不要もしくは初回限定ボーナス・ディスクとかにしてカードボード・ジャケットにでも入れて別添にして欲しかった。偉そうな事を言ってますが、嬉しいんですよ、ホントは。ただ何だか嬉しすぎてどれも手に着かなくなっている感じ。

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