なぜ、伊右衛門は売れたのか。(日経ビジネス人文庫) の感想
参照データ
タイトル | なぜ、伊右衛門は売れたのか。(日経ビジネス人文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 峰 如之介 |
販売元 | 日本経済新聞出版社 |
JANコード | 9784532195045 |
カテゴリ | ジャンル別 » ビジネス・経済 » 産業研究 » 食品 |
購入者の感想
茶葉のことに紙数をさいているが、清涼飲料の世界では「千に三」の割合でしか本当のヒットが生まれないというのが常識であれば、清涼飲料の世界とは、まさしく水商売そのもの。売れる方程式なんかないし、この本を手本にして老舗とコラボしたから成功が約束されているわけでもない。ひとつひとつの積み重ねがうまくいっただけである。でも、うまくいくようにするのが会社から給与を貰っている社員がすべきことであって、美談でも創意工夫でもアイディアやひらめきの問題でもない。奇跡的なのは、この本を読んでいると、サントリーはいい意味で社員に無駄を推奨している会社ではなく、失敗やそこそこの事例とった不本意な結果をバネにしていること。であれば、成功をライターに書かせてこんな内容を形にするべきなのか、という疑念が浮かんできます。成功を更なる成功に、という視点があればいいのだが、CMもうまくいきました、で終わってる。広報的にはともかく、ビジネス本としては、いかがなものか。
それでも上司と部下とのあり方には示唆するものがあるので、星は2つにします。
それでも上司と部下とのあり方には示唆するものがあるので、星は2つにします。