プリンセス・トヨトミ (文春文庫) の感想

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参照データ

タイトルプリンセス・トヨトミ (文春文庫)
発売日2011-04-08
製作者万城目 学
販売元文藝春秋
JANコード9784167788025
カテゴリ » ジャンル別 » 文学・評論 » ミステリー・サスペンス・ハードボイルド

購入者の感想

良いところ:
会計検査院の調査官3人のキャラクターは非常よく出来てるとは思った。
序盤、この3名が監査の仕事をするシーンが丁寧に描かれていて面白い。
大阪国とか社会法人OJOとかそんなどうでもいいところより、この小説は彼らの仕事ぶりで魅せるべきだった。
旭ゲーンズブールさんのデレとか、鳥居君のミラクルぶりとか、松平副長のアイス無双とかこっちで勝負すべき。

悪いところ:
非常に悪いのはセーラー服にこだわる女装癖のぽっちゃりデブが出てきたところ。
このキャラクターは酷いとしか言い様がない。
彼がどんな思いで女性服をきて綺麗になりたいのか地の文で安い理由が書いてあるが、この背景を持って彼が出てくる必然性が一切なかった。
一般的に共感されにくいキャラを出して何がしたかったのか、普通の男の子で幼なじみを助ける。これでいいのではないか。
セーラー服着たいなら体型に死ぬほど気をつけてお化粧と筋トレとダイエットとホルモン注射してから来いよ5年早いわと思った。
王女様もそんな男の子に何を思ったのかまるで描写が足りず、読み進めてカタルシスがなく、辛かった。

結論
そして、最後まで読んでわかるショボイ結末。
125億円の大阪の横領事件はこうして隠蔽されたのでしたという酷い結末は本を投げ捨てたくなった。
大阪の方はもっと怒ってもよいのではないでしょうか

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文藝春秋から発売された万城目 学のプリンセス・トヨトミ (文春文庫)(JAN:9784167788025)の感想と評価
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