東大教師が新入生にすすめる本 (文春新書) の感想

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参照データ

タイトル東大教師が新入生にすすめる本 (文春新書)
発売日販売日未定
販売元文藝春秋
JANコード9784166603688
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 本・図書館 » 読書法

購入者の感想

一通り目を通してみました。
いろいろな教授がいろいろな本との出会いや思い入れを語っていて、アツいなぁー、と思いました。
薦めている本も様々で、「それってアンタ、自分で書いた本じゃん!」ていうコマーシャルに毒された人から
『指輪物語』を薦める某有名哲学教授、『星の王子さま』からミヒャエル=エンデ、夏目漱石、チェ=ゲバラ…。
本当に大学教授って本が大好きなんだなー、と思いました。
正直、専門書の紹介などはちょっと手を出しづらいものばかりでここのレビュアーのほうが頼りになるなぁ、と思いましたが、
本当に自分の研究を成功させてゆく人というのはこういう本に出会っているのだ、自分もがんばるぞ、そんな気にさせられました。
私の専門分野の教授があまり登場していなくて残念でした。
というわけで、お勧めの本を紹介する本、としては今ひとつですが、教授の愛知に触れ、自己啓発させられた点で★3つ。
こう言っては身もふたもありませんが、やっぱり本って自分で探していくものですね、というのが正直なところ。

職柄読書は仕事と同じである。その読書のために、自らの視野を拡げるために、この種のガイドブック、書誌や目録を読むことも読書の一種である。知のマップを充実させ、刺激を受けたり、インスピレーションを得るためにも読む。この種の書評で評価が高いのは毎年PR誌「みすず」(みすず書房)に掲載される識者たちのものが充実している。
本書は大学1年生のために編まれているが、新書として上梓されたように、誰が読んでも興味深い古典文学からファンタジーまで、数学から天文学まで、およそリベラル・アートと呼ばれる森羅万象を網羅する。流石に教養部の先生方の執筆で、公私両方の観点から自由に選ばれた名著の蓄積には迫力があるが、一人に割り当てられた紙幅は充分ではない。
索引は執筆者のみなのが残念だ、取り上げられた著者と書名が引けてはじめて一人前である。寄稿文にも再度手を入れてもらって改訂版が出ることを望む。(索引の不備は2009年春に刊行されたIIにまとめて掲載された、出版社の配慮をお知らせしておきたい。)かならずもっと楽しく読めるはずだ。

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