オービターの宿敵 (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-493 宇宙英雄ローダン・シリーズ 493) の感想

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参照データ

タイトルオービターの宿敵 (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-493 宇宙英雄ローダン・シリーズ 493)
発売日販売日未定
製作者H・G・エーヴェルス
販売元早川書房
JANコード9784150119966
カテゴリジャンル別 » 文学・評論 » 文芸作品 » ドイツ文学

購入者の感想

楽しみのして購入しています。1972年ころから購読をしています。全巻保管しています。

オービターの施設惑星マルタッポンに架空の地位「コード保持者」として現われ欺瞞工作を展開するガルベシュ軍団司令官の暗躍と銀河系の住人の救出の為に派遣された播種船6隻に偶然の事情で関わる事となる星の街アルト=イシャル興亡史を描く大長編SFスペース・オペラ宇宙英雄ローダン・シリーズ第493巻。本巻の執筆者は緻密な小説巧者エーヴェルスと貴重な紅一点の女流シドウです。ローダン物語には深く考えると矛盾や不審な点が多々ありますが(例えば深淵の騎士の最重要機密がどうしてこんなに容易く漏れるのか?管理体制が信じられない程に甘すぎる点や、ガルベシュ軍団の一時的な見当識障害の理由等々)、とにかく大胆な設定をこしらえてスリル満点の面白さに導く事で些事を忘れさせ読者を最大限に満足させてくれるのですね。
『オービターの宿敵』H.G.エーヴェルス著:ガルベシュ軍団司令官アムトラニクは旗艦《ヴァジファー》で部下のラボリ人達を率いてオービターの施設惑星マルタッポンを目指すが途中で全乗員が思わぬ見当識障害に襲われる。本編では序盤で悪党どもにも試練を与えて緊張感を盛り上げるテクニックは流石ですね。周りが敵だらけの中でのコード保持者ケイジャーの堂に入った演技と度胸は敵ながら天晴れな貫禄ではありますね。深淵の騎士ジェン・サリクのオービターへの影響力の強さと崇拝の念にはテラナーの気持ちになって大きな感動を覚えましたし、この二人の実力者の対決を一刻も早く読みたいですよね。『星の街の最期』マリアンネ・シドウ著:遠い昔惑星イシュに住む知性体が故郷惑星を離れ最終到達点に至る旅アルト=イシャルを計画する。本編ではこの‘裂生者’市民テゼインが主役の物語を読んでいるとどうしても暫く前の多重コンセプトの物語を思い出してしまいますね。しかしたった一人の異常者の所為で滅亡に瀕するとは如何にも脆弱な種族で哀れみを感じますね。でも数千年の時を経てもクリスタル化して生き延びる執念は大した物で、次巻ではどうやらテケナー夫妻との対決になりそうですが何とか揉めないで穏便に平和的な解決となる様にと祈りたいですね。

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