自由への道―スピリチュアルな悟りへの実践ガイド(覚醒ブックス) の感想

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参照データ

タイトル自由への道―スピリチュアルな悟りへの実践ガイド(覚醒ブックス)
発売日販売日未定
製作者アジャシャンティ
販売元ナチュラルスピリット
JANコード9784864511209
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 哲学・思想 » 形而上学・存在論

購入者の感想

ページ数が少なめで最近の悟り系の本としては薄めの本ですが、アジャシャンティの教えが凝縮されていて、意外と中身は濃いです。悟りについての要点が分かりやすく書かれています。内容は自我の性質や悟り、気付きに関しての間違いやすい点、陥りやすい問題点などが書かれていて、今までこういった悟りや非二元、アドバイタ関係の本を読んできた人にとってはまとめ的な本だと思います。

瞑想をする意義、注意点、簡単なQ&A、探求についてのことも簡潔に書かれています。

この本で紹介されている瞑想はいたってシンプルで湧きあがってくる思考や感情、イメージなどを何もしようとせず、ただ見つめる、無抵抗に徹することで、そのことに気付いている意識というか、空間、視点に気づく方法。

悟り、気付きに関しての「取り扱い説明書(使用上の注意あり)」みたいな感じです。

ただ、最初にいきなりこの本読むよりは、気付き、悟り関係の本を1~2冊読んでからのほうが内容がより分かりやすいと思います。

なぜ、訳者、あるいは出版社は、この本を訳したのでしょうか?
訳すべき本の順番を間違えているのではないでしょうか?
Adyashantiを日本語世界に紹介するのなら、それなりの順番で、読者に理解可能なコンテクスト
を、まず、提供するべきではないでしょうか?

この本は、著者の他の本と異なり、唯一、最初から<書かれた>ものです。
他の本は、すべて、著者のトークを本にしたものです。
意図的に、文語を使用し、内容を凝縮しています。

なぜなら、本書は、本来、著者のサイトのスタディーコースのテキスト
として書き下ろされたものだからです。
このコースには、他に著者の長時間にわたる説明ビデオが、付属し、
コース参加者は、スタディーグループをつくり、共同で作業をすることをすすめられています。
そのように、この凝縮されたテキストを解きほぐす作業が、ワンセットになっているコースから、
このテキストのみ取り出し、日本語に翻訳することにどんな意味があるのでしょうか?

訳すなら、この本の前に、True Meditation を訳すべきではないでしょうか?
True Meditation は、この本で紹介されているコアとなる三つのプラックティスのうちの
ふたつ、True Meditation と Self-Inquiry の二つをより詳しく説明しています。
三つめの Contemplation は、たしか、The End of Your World のなかで詳しい
説明がなされていたと思います。

このような十分なコンテクストを日本の読者に与えずに、ポンとこのテキストのみ
放り出すように翻訳し、出版してしまう。。。。。。
出版側の配慮のなさ。。。。。。

本書の内容自体に関しては、The End of Your World を100点とすれば、
50点といった感じです。
結局、著者自身の体験をティーチングにしてしまっています。
著者にとっては、すべて、内から自然に生まれてきたもの。

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