光を継ぐために ウルトラマンティガ の感想
参照データ
タイトル | 光を継ぐために ウルトラマンティガ |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 小中 千昭 |
販売元 | 洋泉社 |
JANコード | 9784800305893 |
カテゴリ | ジャンル別 » エンターテイメント » 演劇・舞台 » 演劇 |
購入者の感想
私は「M78星雲から来た平和の使者」という軛から逃れた新しいウルトラマン像を提示した、いわゆる平成3部作が大変お気に入りで、なかでも重要なイメージメーカーとなった小中氏に敬意を抱いてきた。その小中氏が20年の時を経て『ティガ』を語るというのだから、期待しちゃいましたよ。
ところがねぇ……。なんだか熱量に欠けるんだなぁ。基本的にはウルトラシリーズの制作に関わった当時の回顧談に終始して、しかもウルトラマンGに関する部分は宝島社から昔出た『怪獣学・入門』の文章をそのまま採録するという横着振り。肝心のティガの部分も切通理作氏の『地球はウルトラマンの星』に載っていたロングインタビューで既に明かされていたエピソードが大半だ。一言、新味に欠ける。
本書の締めくくりに書かれた言葉は「今は私も、ただのティガファンです。」というもので、なんだかクリエーターの立場から一歩退いたような具合で寂しい。平成3部作以降のウルトラシリーズの作風にどんな感想を持っているのかとか、語って欲しいことは沢山あるのに、とっても残念な読後感でした。
ところがねぇ……。なんだか熱量に欠けるんだなぁ。基本的にはウルトラシリーズの制作に関わった当時の回顧談に終始して、しかもウルトラマンGに関する部分は宝島社から昔出た『怪獣学・入門』の文章をそのまま採録するという横着振り。肝心のティガの部分も切通理作氏の『地球はウルトラマンの星』に載っていたロングインタビューで既に明かされていたエピソードが大半だ。一言、新味に欠ける。
本書の締めくくりに書かれた言葉は「今は私も、ただのティガファンです。」というもので、なんだかクリエーターの立場から一歩退いたような具合で寂しい。平成3部作以降のウルトラシリーズの作風にどんな感想を持っているのかとか、語って欲しいことは沢山あるのに、とっても残念な読後感でした。