4つの最後の歌 の感想

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参照データ

タイトル4つの最後の歌
発売日2011-12-21
アーティスト森 麻季
販売元avex CLASSICS
JANコード4988064257508
Disc 1 :4つの最後の歌 春
4つの最後の歌 9月
4つの最後の歌 眠りにつくとき
4つの最後の歌 夕映えの中で
明日には

解き放たれて
万霊節
おお、愛しなさい、愛しうる限り(愛の夢 第3番)
ローレライ
ペトラルカの3つのソネット 第104番「平和な心は得られず」
ペトラルカの3つのソネット 第47番「祝福あれ、かの日、かの月、かの年に」
ペトラルカの3つのソネット 第123番「地上で眼にした天使の姿」
カテゴリミュージック » ジャンル別 » クラシック » オペラ・声楽

購入者の感想

M1〜M4が「4つの最後の歌」です。
ヘッセ(M1〜M3)とアイヒェンドルフ(M4)の詩にリヒャルト・シュトラウスが作曲。
4曲全て1948年(84歳)の作曲で翌年シュトラウスは死去しています。
M1の「春」は生を、M2の「9月」は命の陰りを感じさせる。
M3の「眠りにつくとき」は死の床に臥した者の恐れ・悲しみ・諦念が複雑に交錯した曲で
4つの中では一番好きな曲です。M4の「夕映えの中で」はあの世に旅立つ気持ちが最初に歌われています。
しかし、中間部ではやはり現世への深い愛着を感じさせる部分があり、
終わりは頭上に光を感じながらも静かに深い底に吸いこまれてゆく様な情景が浮かびます。
森麻季さんはこの生と死の壮大なテーマを美しい声で、感情豊かに歌っています。
これだけでもこのCDを求める価値があります。
with 新日本フィルハーモニー交響楽団、2010年4月15日の作品です。

M5〜M8もシュトラウス作曲ですが、山岸氏のピアノ伴奏で森麻季さんの綺麗な声が一層際立っているように感じます。
特にM7の「解き放たれて」はR.デーメルの詩で、夫が死に行く妻に話しかけるイメージで作ったそうです。
森麻季さんのドラマチックな歌唱はさらに輝きを増して胸に迫ってきます。すばらしい作品です。

M9〜M13はリスト作曲、ピアノ伴奏です。ピアノの煌めきと森麻季さんの音域の広い綺麗な歌声に感激。
よくこんな難しい曲を情感を込めて歌えるものだと感心します。
そぉっと話しかける様な部分があったり、鋭角的に心に切り込んでくるような激しさも有ります。
繊細で且つ大胆、ドラマチックな美しい歌唱は「歌の神」が宿ったかの様です。

M5〜M13は東日本大震災の日から約5ヶ月後の8月13日&14日に収録された作品ですが、M1〜M4より一層
深い情感が込められているように感じます。明らかに歌が良くなっています。

CDジャケットもすばらしい。知的で美しい顔立ち、凛とした表情からは強い意志を感じます。

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