紅一点論―アニメ・特撮・伝記のヒロイン像 (ちくま文庫) の感想

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参照データ

タイトル紅一点論―アニメ・特撮・伝記のヒロイン像 (ちくま文庫)
発売日販売日未定
製作者斎藤 美奈子
販売元筑摩書房
JANコード9784480036667
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 女性学 » フェミニズム

購入者の感想

「男の子の国はおもちゃ屋さんと同盟を結んでいるので異常な軍拡志向である」くすぐりの利いた文体が楽しい評論。フェミニストの闘士が社会の誤謬を糾弾するような内容ではありません。
「未来少年コナン」「風の谷のナウシカ」「もののけ姫」のヒロイン分析を通じた宮崎駿の「勘違い」の指摘は、意外な視点からのとてもわかりやすいものです。宮崎礼賛の風潮のなかでは貴重な意見だと思います。
現実の社会、とくに会社という組織の中はもはや「紅一点」の時代ではなくなってきました。男の中に例外的に仕事のできるエリート女性あるいはセクハラの対象となる補助職員がいる図式ではなく、普通に総合職を選んで結婚せずに働く女性が増えました。そこにはどんなストーリーが生まれるのでしょうか?
21世紀のアニメの世界が楽しみになりますね。

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