始末のいい暮らし方　～ムダの少ない、気持ちのいい毎日のために～ (だいわ文庫) の感想

気持ちのいい時間はまたたく間に過ぎていくのに、準備や後始末の時間は、面倒くさい、
できればやらずにすませたいと、つい考えてしまうことがある。

そこで、生きていると、暮らしていると、ついてまわる「後始末」について、気持ちよく
暮らすための知恵やワザを紹介した本。

毎日心がけたい習慣として、食べっぱなし、着っぱなし、住みっぱなし、出しっぱなし、
買いっぱなし、しまいっぱなし、この６つのことをやめる。

そして、モノを大切にし、循環させる生活が、気持ちよく暮らすために欠かせない
「後始末」という考え方の基本になる。

食材を徹底的に使いきる
水回り、火回りをきれいに保つ
好きなモノを厳選して、ていねいに扱う
省エネ調理とゴミの減らし方を工夫する
洋服はしまっておかず、どんどん着る
着たあとの手入れと洗濯を工夫する
掃除の行き届いた暮らしをする
モノに埋もれる生活から脱する

このように工夫して「始末」で苦労する場面を「始末」の基本で生活する。

消費優先、成行きまかせの暮らしから、つつましい生活をして、環境と共存することで、
「始末」に悩まず、気持ちのよい暮らしができる。

生活のヒント、工夫が満載で、おばあちゃんの知恵袋という内容の本だと思う。