村上海賊の娘 上巻 の感想

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参照データ

タイトル村上海賊の娘 上巻
発売日販売日未定
製作者和田 竜
販売元新潮社
JANコード9784103068822
カテゴリ » ジャンル別 » 文学・評論 » 歴史・時代小説

購入者の感想

長舌、説明の長さ、テンポの悪さ、ただただ長く読むのに疲れた。選考者たちはどうしてこの本を選んだのか疑問だ。候補作にはテーマ、緊張感など優れたものがあったが…。本人のインタビューなどや広告につられて読んでみたがおもしろくなかった。

ちょうどNHKの大河ドラマ(黒田官兵衛)で石山本願寺、毛利、織田が登場するし、村上水軍や雑賀党という題材にも興味があったので買ってみた。本屋大賞の大賞受賞というのにも期待していたが、かなり期待外れ。まず、本来の注釈が、”~は現在の場所では~”というように、本文に長々と書かれているのにはちょっと慣れるまで時間がかかり、そのたびに現在に引き戻されるようで、物語に入りこむのには面倒だった。ただ、こういう知識は、知っていたほうがより物語が楽しめるので、個人的には説明は良いと思うが、最初にまとめて記載するとかのほうがいいかな? 読み進めるうちにこの書き方にも慣れましたが。作者はかなり史実を研究して書かれたそうなので、できるだけたくさんの知識を使いたい、書きたいという気持ちは理解できるが、一方、山崎豊子さんが以前言っていましたが、実際の小説でそのまま使うのはほんの少し、だとか。ちょっと説明が多すぎだったかと思う。また、ストーリーが単調だし、下巻のほうの戦闘シーンは、はっきり言って飽きてしまったし、ドタバタで終始している。今、最後20ページまで読み進んでも、一気に読み進むという気にならない。ほかのレビューにもあるが、マンガみたいな小説と言うのに大賛成。だから表紙もマンガ風?本屋大賞ということだが、マンガのようだと本が売れるのかなあと考えてしまった作品でした。  

上巻はのぼうの城や忍ぶの国のように最初説明口調がダラダラと続きましたが、下巻ははじめっから終わりまで持っていかれます。最後は終わるのが嫌でちびちび読んでしまいました。時代劇ファンにおすすめです。

1回目は面白く読めますが・・・・

「いろいろあって海賊大暴れ」 で説明出来てしまうので、2度と読み返す事はなかった。

図書館で読めば良いと思う。

(本レビューは、下巻読了後に一部加除修正を行っています。また、内容は上巻をメインにしていますので、ご関心あれば下巻の拙レビューもご一読下さい)

本作は、信長の本願寺包囲に対し海上からの支援を試みる村上海賊そしてそれらに関わる多くの人々を描いた歴史小説。
「のぼうの城」の和田竜が4年の歳月を本作一つに捧げた(週刊新潮連載時から評判だったが)渾身の一作と銘打つだけの、いやそれ以上の面白さが本書にはある。
いいから早く買って読め!の一言。

題材自体は必ずしも目新しいものではない。実際、信長との決戦を控えた本願寺側の描写から始まるところでは、「ありがち?」と一瞬思ったりもした。しかし、そこから、「毛利水軍」と一般には描かれがちな「村上海賊」の面々の生き生きとした紹介、そして、本書の主人公である「史上最強のブスただしイケメン好き」な景姫のすんごい登場っぷりへと、矢継ぎ早に進む展開を密度の濃い描写と練度の高い語り口が支える怒涛の進撃にあっという間に本作の虜になっていた。
正しく「やめられない、とまらない」

海賊モノは実際ブームであり、マンガ「ワンピース」や映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」など人々の心を奪って離さない素晴らしいエンタテイメントが近年多数生まれている。そうした先達に負けじと、本作は映画のような躍動感ある描写またマンガのような魅力的なキャラで溢れている。実際、上巻の後半では、ワンピースの白ひげvs海軍もかくやと正にエンタテイメントな合戦絵巻が展開される。
特に、景姫のキャラ設定は、最強の戦闘力を除けば、全てがマイナススペックという点が実に魅力的。それでいて、ネガティブなキャラには全くなっておらず、ヒロインという言葉が全く相応しくないようで、実はヒロイン然としているところも◎。
また、歴史知識の少ない人向けに随所で丁寧な解説部分が挿入されているが、実に違和感なく読める嵌め込み方も作者の巧みさが光るところだ。0

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新潮社から発売された和田 竜の村上海賊の娘 上巻(JAN:9784103068822)の感想と評価
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