吸血鬼ハンター26 D-シルビアの還る道 (朝日文庫) の感想

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参照データ

タイトル吸血鬼ハンター26 D-シルビアの還る道 (朝日文庫)
発売日2013-08-07
製作者菊地秀行
販売元朝日新聞出版
JANコード9784022647122
カテゴリ » ジャンル別 » 文学・評論 » SF・ホラー・ファンタジー

購入者の感想

序盤は原点回帰したような良さを感じたが、やはりと言うか、中盤辺りから展開が行き当たりばったりに。登場する人物の多くがストーリーに絡む必然性に欠け、何がやりたいのか分からない連中ばっかり。

ヴァージニアとか、ドッペルゲンガー母娘とか、超古代地球人の帰還者とか、「故郷」というテーマに則って登場してはいるものの、やっている事と言えば、ワケの分からない「怨念パワー」や「未知の宇宙パワー」を八つ当たりに使ってムチャクチャに暴れてるだけ(笑)。おまけに各エピソードがお互い無関係なうえに、ほとんどメインストーリーとも関係してこないので、本当に何のために出てきたのか分からない。シルヴィアも精神を乗っ取られるためにいるだけ(笑)。

敵である「専用者」も攻撃や防禦に特化しているとか豪語する割りに、これと言って戦闘方法に特徴がある訳でもなく、性格や外見の描写もほとんど無いので、どんなキャラかさっぱり分からない。ナイトフォールもただのマザコン&ストーカーで魅力が無いし、使う技も今さらの「元素転換」一本やりで芸が無い。そもそも貴族の科学力があれば誰でも元素転換くらい出来るでしょ。それと他の人の指摘にもあるように、サリバン博士はどこ行ったんだ(笑)。

DはDで、これまた相変わらず「困った時の左手頼み」が多すぎ。粉々に吹き飛ぼうが、元素転換されようが、癌細胞に侵されようが、何にでも即対応(笑)。D単体でも無敵に近いのに、この左手のおかげでどんなピンチに陥ろうが緊張感ゼロ。

また、Dですら使うと命がヤバいと言う「届かぬ刃で敵を断つ」超絶技を3回も使ってるのに、Dさん平然としてます。左手も「よせ、それを使ったら二度と…」とか言ってるけど、Dさん平然としてます。と言うか、命が危ない時こそお前が技のフォローしてやれよ(笑)。何より、「あの」Dがそんな超絶技を使わないといけないような「危機迫った戦いに見えない」のが何とも…。だって、たかが上空の飛行物体からの狙撃で、そんなピンチに陥る程度の実力なら、今まで生きてこれないだろ(笑)。

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