経済学者の栄光と敗北 の感想

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タイトル経済学者の栄光と敗北
発売日2013-08-01
製作者東谷 暁
販売元朝日新聞出版
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購入者の感想

通常このような本は経済学者を1章ずつ説明するため、
重要な人の話が薄く記されることが多いのだが、
この本はケインズの項については複数章を費やし、フリードマンや、フランクナイトは、
ほかの経済学者でもたびたび現れるため、バランスよく記載されている。

ガルブレイズやミンスキーも記載されていたため、ケインズとフリードマンだけよりは
経済の本としても枠が広がっている気がします。

まぁクルーグマンの言うように現代経済学者はよくて無能で、悪くて加害者ということでいえば、
ろくでもないかもしれませんが。

このように経済学史的な本の中では本を書きなれていて、
読みやすいと思います。

お勧めです。

巨匠・ケインズーサムエルソンースティグリッツの経済学(本流)の
流れが短時間でよく分かります。

残念ながら現在の経済学は混沌としており、グローバル経済は海図無き航海の状態です。

今、世界経済で一番問題なのはスティグリッツ教授の指摘する「世界の99%を貧困にする経済」でしょう。
「極端な経済格差」は何としても阻止しなければならないのは先進各国指導者たちが分かっていることです。でも目先の利益に流されてしまうから現実は反対の方向へ向かってしまう。

一部の貪欲な銀行家、ヘッジファンドらがグローバル化・成長神話を旗印にリーマンショックの反省をまったく等閑にしいるし、指導者たちも黙認しています。
スティグリッツ教授を始めグローバル化の弊害に頭を悩ませている元マネタリスト経済学者は大勢います。
「根拠なき熱狂」でリーマンショックに警鐘を鳴らしたシラー教授(2013年ノーベル賞受賞決定)も含めて、
新ケインズ派の学者理論がもっと尊重されるべきなのです。

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