大学入試 登木健司の 英文読解が戦略的にできる本 の感想

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参照データ

タイトル大学入試 登木健司の 英文読解が戦略的にできる本
発売日販売日未定
製作者登木 健司
販売元KADOKAWA/中経出版
JANコード9784046003164
カテゴリジャンル別 » 教育・学参・受験 » 高校教科書・参考書 » 英語

購入者の感想

素晴らしいの一言です。他の読解系の参考書と一線を画すような仕上がりだと思います。なぜ絶版になったのか気になる。

これを、一挙両得や、本来切り離せないのだから実践的と見るか、二兎追うゆえにそれぞれで抜けてる部分が少なからず出てくるとみるか。

1〜4章は、要素の移動や倒置、関係代名詞連鎖や修飾語句などの割り込み、定形表現の変形(例:no more 〜 than → hardly more 〜 than)、
特に比較における省略(as 〜 as における asの省略など)が中心。
目次を眺めると特殊なように見えるが、切り方が多少違うだけで、大枠はよくある中上位解釈本と大差ない。
ただ、関係代名詞連鎖は主観のマークである点を、強調構文は対比である点を強調するなど、形に加えて内容(表現意図)に踏み込んだ解説も多めにあるところが本書の特徴。

5章は、語句の含意などに基づいて文脈を予測したり著者のイイタイコトを捉えることが中心。
例えばassumeは根拠のない思い込みという含意があり、その部分は論敵であり否定され、後に著者の立場が述べられることが多い。andは逆説もありうる、など。

●構成
全52講
・講義。文法書にあるような基本文をもとに、入試問題ではそれがどう変形して出されるのかを示す
・入試問題(1講1題、全52題)(阪大、次いで東大、そして京大・名大・早慶・神戸外大が多め)
・語句(developも載っているなど、基礎レベルから)
・解説
・構文図解(詳しすぎず見やすい。下線部以外も半分くらい図解している)
(・追加例題(全体で15題))

問題文は30語〜150語ほど。400語弱が一題(p.248)。

●難易度
なか身!検索で大半が見られるので、実際見てみるのが一番だが、ここで見られる中でいくつかピックアップを。
第1講・名大の問題は語彙・構文ともに本書の中でやや易しめ。第23講・追加例題の阪大(p.128)が本書の標準レベルくらい。
この阪大の問題解説にあるように、「reduce A to B」の意味をtoの基本イメージから予測するなどといった語彙補強も端々に見られる。

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