はじめてのストウブ-素材別シンプルおいしいレシピ の感想

A5サイズの本書は、軽くて手に持ちやすくバッグに入れやすいので、
通勤の合間や、寝る前のひと時にベッドの中で等、
気軽にパッと手に取って読めるところが便利。

さて、肝心のレシピですが、ぎっしりたくさん載っています。
“こんなにたくさん載せて下さってありがとう”の気持ちでいっぱいです。
しかも、どれもこれも普段の夕食に気軽に加えられそうなものばかり。

ストウブ鍋のレシピブックというと、どうしても凝った料理や
ローズマリーなどのハーブをふんだんに使ったり、
複雑な大人向けの味だったり、かなりの欧風料理をイメージしがちです。
実際、書店で手に取った他のストウブ料理本には
そういった内容のものが少なからずありました。

また、ストウブの写真集かと見まごうような
グラビア風のお洒落さを第一とした、レシピ文よりも写真重視の物も。

本書は、それらとは完全に異なります。
気取りがなく、実用性にとんだメニューばかり。
凝った材料や調味料は必要ありません。

例えば、冒頭から登場するキャベツとベーコンの重ね煮。
ざく切りにしたキャベツとベーコンを使って
簡単だけど美味しい一品が簡単に出来上がります。

鶏肉をこんがり焼いたチキンソテー。
味付けもシンプルに塩こしょう。

表紙のじゃがバターなんて恐ろしいほどに簡単。
トマトや玉ねぎのソテー。
こちらはオリーブオイルとニンニクで。

豚の角煮も絶品です。
ふろふき大根も捨てがたい。

また、ページの余白部分に丁寧に「アレンジレシピ」が掲載。
味替え、材料替えで、ぐっとまたバリエーションが広がる
豆知識的なアレンジ（すごく簡単ですぐ真似できる）ばかり。
なんでもない一言添えなんですが、これが非常に役立ちます。

18センチ、20センチの丸いストウブ鍋の使用を基本にして書かれた本書は