知るだけで強くなる 野球攻撃オペレーション入門 の感想

前作「知るだけで強くなる野球守備フォーメーション入門 」から約9か月ぶりに
「攻撃」版として出版。

本の内容やコンセプト等は前回とまったく同じ形で作られていると思うので
前回の守備の本とまとめて読むと更に良いのかもです。

自分は仁志さんのファンですが、仁志さんは「バッティングは人それぞれである」というような趣旨の発言をよくされており（※１）
「超守備論」という本を出版されてしまう位、あまり「攻撃」のことを語ってこなかったように思いますが
「攻撃」面でも「人それぞれ」でない共通的な部分を体系的に書かれているのが珍しい。知識の習得や整理に良いと思いました。
　（※１　私の言葉の解釈が誤っているかもですので、事実でない可能性があります）

以下、この本の良いところ、星が４つなところです。

●この本の良いところ
　・前作に引き続き仁志さんの「仁志が答える攻撃のギモン」というコーナーが良い。
　　　おそらく少年等から本当に集めたであろう質問（※２）に一生懸命仁志さんが答えていて
　　　どれも納得のいく回答です。仁志さん教え方上手だな。
　　　ってか将来名コーチになるために、経験値増やされているな（笑）と思いました。
　　　　※２　たとえば以下のような質問が。。。以下に対する仁志さんの回答は、本書を見てください。
　　　　　【質問例】（本書より、もっと面白い質問もあります。）
　　　　　・あきらめてはいけないといわれますが、プロの選手もあきらめている気がします。
　　　　　・チャンスが回ってくると、不安になります。仁志さんはどんな気持ちでした？
　　　　　・プロの打撃練習は、どういう練習をしていますか？

●この本が星４つなところ
　・仁志さんは「筆者」ではなく「監修」であり、仁志さん色が「仁志が答える攻撃のギモン」というコーナー以外感じられないこと。
　　　これはもう、自分が仁志さんファンだから仕方ないところですが