世界政府アメリカの「嘘」と「正義」 の感想
参照データ
タイトル | 世界政府アメリカの「嘘」と「正義」 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 青山 繁晴 |
販売元 | 飛鳥新社 |
JANコード | 9784870315488 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 政治 » 政治入門 |
購入者の感想
米国のアフガン攻撃、そして来るべきイラク攻撃に関して、米国がなぜこのような行動をとるのか、多くの日本人や欧州人が嫌悪感すら感じるこの様な行動に多くの米国人が賛成なのか理解できる日本人はほとんどいないと思う。
日本のマスコミの報道も非常に低レベルで、朝日・毎日は昔ながらの空想的平和主義に逆戻りして戦争反対を叫ぶだけであり、読売・産経は米国の明らかに真実でないプロパガンダ(イラク攻撃の目的はイラク民主化とテロ撲滅)を無批判に垂れ流すという醜態である。多くの保守系・軍事系評論家も口を揃えたかのように米国支持を叫ぶのみで、米国の真の意図に関する評論は少ない。
著者は外交・安全保障専門のシンクタンク研究員として米軍高官や各国外交官と渡り合った内容を通じて、米国のイラク攻撃の真の理由、それを恥じない米国人の思考回路、独仏の米国批判について我々日本人に分かり易く説明する。広島長崎への原爆投下による非戦闘員大量虐殺という最悪の戦争犯罪を正当化して一切恥じないという米国人の思考回路が今回のイラク攻撃にも関与しているという著者の指摘は重く受け止めねばならない。
この本は平易な文体ではあるが、米国という国の本質を見抜く点で群を抜いて優れた内容である。そして、米国に大きく依存する日本にとって米国を真に理解することが如何に重要かは言うまでもない。風雲急を告げるイラク情勢の元で、多忙な中このような本を著した著者に敬意を表したい。
日本のマスコミの報道も非常に低レベルで、朝日・毎日は昔ながらの空想的平和主義に逆戻りして戦争反対を叫ぶだけであり、読売・産経は米国の明らかに真実でないプロパガンダ(イラク攻撃の目的はイラク民主化とテロ撲滅)を無批判に垂れ流すという醜態である。多くの保守系・軍事系評論家も口を揃えたかのように米国支持を叫ぶのみで、米国の真の意図に関する評論は少ない。
著者は外交・安全保障専門のシンクタンク研究員として米軍高官や各国外交官と渡り合った内容を通じて、米国のイラク攻撃の真の理由、それを恥じない米国人の思考回路、独仏の米国批判について我々日本人に分かり易く説明する。広島長崎への原爆投下による非戦闘員大量虐殺という最悪の戦争犯罪を正当化して一切恥じないという米国人の思考回路が今回のイラク攻撃にも関与しているという著者の指摘は重く受け止めねばならない。
この本は平易な文体ではあるが、米国という国の本質を見抜く点で群を抜いて優れた内容である。そして、米国に大きく依存する日本にとって米国を真に理解することが如何に重要かは言うまでもない。風雲急を告げるイラク情勢の元で、多忙な中このような本を著した著者に敬意を表したい。