アンをめぐる人々―赤毛のアン・シリーズ〈8〉 (新潮文庫) の感想

６０数年前のことであるが学校の図書館でたまたま手にしたアンの生い立ちの本であったが、アンの毎日の生活が目の前に浮かんできて、自己の置かれた環境との違いに素晴しいと憧れを感じながら、むさぼり読んだ記憶が生々しい。中学生になった孫娘に、私が感じた人の心の温かさを感じて欲しい、心のやさしさを醸成して欲しいとの想いで本を送るのですが、今の子供にはいまひとつ通わないものがあるようである。