華胥の幽夢 十二国記 (新潮文庫) の感想
参照データ
タイトル | 華胥の幽夢 十二国記 (新潮文庫) |
発売日 | 2013-12-24 |
製作者 | 小野 不由美 |
販売元 | 新潮社 |
JANコード | 9784101240602 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 文学・評論 » SF・ホラー・ファンタジー |
購入者の感想
この華胥の幽夢は十二国記シリーズ11冊目(だと思う)にして初の短編集!短編集か・・・などと馬鹿にしてはいけません。5つ収録されているわけですが、どれも面白く、色々な意味で勉強になります。
「冬栄」これは、即位後の戴国のお話。泰王驍宗のお勧めで、点対称に位置する、戴国から最も離れた国漣極国へ泰麒が赴きます。新婚さん顔負けの廉主従が見所です。「黄昏の岸 暁の天」を読んでからをお勧めします。
「乗月」今度は芳国のお話。峯王仲韃、諡列王を弑逆した恵州侯月渓。官吏たちは、月渓が仮王(仮の王)として次王登極まで玉座を預かるものだと思っていた。しかし月渓は、大逆という大罪がある身で玉座を汚すわけにはいかない、とこれを固辞する。そんな時、慶から使者が訪れる。「風の万里 黎明の空」を読んだあとをお勧めします。
「書簡」雁の大学生楽俊、そして慶国の主陽子。国境を越えた相手と、度々会ったり出来るはずもないこの二人。しかし陽子は、延王からいただいた、鸞(ラン)という言葉を運ぶ鳥を、楽俊との間でやり取りしていた。「月の影 影の海」を読み終わってからをお勧めします。
「華胥」才国は先の王、砥尚。何の落ち度もないはずの砥尚の朝は、采麟失道とともに、凄まじいほどの速さで崩れ始めた。しかしそれは、砥尚の咎ではなかったのだ・・・。
「帰山」2大王朝の太子と王が、柳国の現状について語る。劉王は、劉麒は、民は劉王の治世が末期であることを示している。120年の治世が、終わりを告げようとしている。
「冬栄」これは、即位後の戴国のお話。泰王驍宗のお勧めで、点対称に位置する、戴国から最も離れた国漣極国へ泰麒が赴きます。新婚さん顔負けの廉主従が見所です。「黄昏の岸 暁の天」を読んでからをお勧めします。
「乗月」今度は芳国のお話。峯王仲韃、諡列王を弑逆した恵州侯月渓。官吏たちは、月渓が仮王(仮の王)として次王登極まで玉座を預かるものだと思っていた。しかし月渓は、大逆という大罪がある身で玉座を汚すわけにはいかない、とこれを固辞する。そんな時、慶から使者が訪れる。「風の万里 黎明の空」を読んだあとをお勧めします。
「書簡」雁の大学生楽俊、そして慶国の主陽子。国境を越えた相手と、度々会ったり出来るはずもないこの二人。しかし陽子は、延王からいただいた、鸞(ラン)という言葉を運ぶ鳥を、楽俊との間でやり取りしていた。「月の影 影の海」を読み終わってからをお勧めします。
「華胥」才国は先の王、砥尚。何の落ち度もないはずの砥尚の朝は、采麟失道とともに、凄まじいほどの速さで崩れ始めた。しかしそれは、砥尚の咎ではなかったのだ・・・。
「帰山」2大王朝の太子と王が、柳国の現状について語る。劉王は、劉麒は、民は劉王の治世が末期であることを示している。120年の治世が、終わりを告げようとしている。