サクッとわかる貿易実務【第3版】 の感想

「サクッとわかる貿易実務」と「サクッとわかる貿易実務　問題集」を合わせて一つの商品になります。
テキストだけ、問題集だけではC級に受かることも難しいと思います。

私が貿易関係の本で購入したのは、この２冊と「目指せ！　貿易実務検定　改定９版（日本貿易実務検定協会）」です。

個人的考えですが、
[貿易実務検定C級合格だけを目標とするなら]
「目指せ！　貿易実務検定」の方がいいと思います。
それで十分ですし、なんせ過去問が載ってます。この本は２，２００円ですが、
この１冊でC級合格は問題ないでしょう。

悪い点は、
・インコタームズの説明が特にわからりずらい。
（ネットでわからないところを沢山調べることになりました）
・その他の説明も図説が少なく、文章を図に書きながら理解していかない書類の流れ、順番などが理解し難い。
という点です。

[実際の実務を考えるなら]
「サクッとわかる貿易実務」と「サクッとわかる貿易実務　問題集」を合わせて購入をおすすめします。
理由として、
・B/LやC/Iなどの沢山の書類のサンプルが載っている。
・実際のリスク回避方法などを数多く載せている。
（例、「商品だけを送ってお金が振り込まれないリスクがある」⇒「○○な方法をとってリスクを減らす」など。）
・インコタームズの説明は、こちらのテキストの方が圧倒的にわかりやすい。
などです。
ただし、これは絶対に２冊セット商品（３，２００円）でであるため、多少テキスト代も高くつきます。
もちろんページ数もまあまあ行きますので、「テキスト＋問題集」を終えるにも時間がかかります。

貿易実務検定C級が当面の目標であり、「テストまであと２か月で申し込んだ！」という状態なら、
この本に手を出すとテスト範囲を終えることが出来なくなってしまう恐れがあります。