国家と人生 寛容と多元主義が世界を変える (角川文庫) の感想
参照データ
タイトル | 国家と人生 寛容と多元主義が世界を変える (角川文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 佐藤 優 |
販売元 | 角川グループパブリッシング |
JANコード | 9784043911011 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 政治 » 政治入門 |
購入者の感想
竹村氏と佐藤氏が、竹村氏の箱根の別荘に3日滞在し、議論を尽くした対談本。両氏の引き出しの多さが、この本をより豊かにしている。
竹村氏はその幅広い人脈、情報、経験をもとに、佐藤氏の膨大な知識と経験をうまく引き出しており、引き出すのみならず、竹村氏が更に付け加えるなど、通常の対談では成しえない、心地よい知的レベルの内容になっている。
細部が面白い。
佐藤氏が”沖縄感やロシア感について、これだけ率直に話したのは初めて”というように、例えば、”沖縄の人々の意識の中に反米主義はない””自分達が不利益を受けない場所のことは批判する””自分達の問題、例えば沖縄の政治、経済、社会問題に関しては「みんなで沖縄を護ろう」という姿勢がある。”など、マスコミ報道からだけからは見えてこない、沖縄の人の内在論理がサラリと話されており、面白い。
流石、両氏とも海外、英語など卓越しており、イギリス英語とアメリカ英語の語彙の違いを、対談中に普通に確認しつつ、竹村氏の”イギリスは階級社会ですね”という言葉を継いで、佐藤氏は”デザートというのが上流階級で、スィーツというのが中産階級”。 竹村氏が”下層階級は甘いものを食べないの?”と聞くと 佐藤氏は”アフターと呼ぶ”。−など、ビジネスパーソンが、ちょっとトークで使えそうな感心する話も入っており、”線をひく”場所が多いことは間違いない。
社会人にお勧めの本。
竹村氏はその幅広い人脈、情報、経験をもとに、佐藤氏の膨大な知識と経験をうまく引き出しており、引き出すのみならず、竹村氏が更に付け加えるなど、通常の対談では成しえない、心地よい知的レベルの内容になっている。
細部が面白い。
佐藤氏が”沖縄感やロシア感について、これだけ率直に話したのは初めて”というように、例えば、”沖縄の人々の意識の中に反米主義はない””自分達が不利益を受けない場所のことは批判する””自分達の問題、例えば沖縄の政治、経済、社会問題に関しては「みんなで沖縄を護ろう」という姿勢がある。”など、マスコミ報道からだけからは見えてこない、沖縄の人の内在論理がサラリと話されており、面白い。
流石、両氏とも海外、英語など卓越しており、イギリス英語とアメリカ英語の語彙の違いを、対談中に普通に確認しつつ、竹村氏の”イギリスは階級社会ですね”という言葉を継いで、佐藤氏は”デザートというのが上流階級で、スィーツというのが中産階級”。 竹村氏が”下層階級は甘いものを食べないの?”と聞くと 佐藤氏は”アフターと呼ぶ”。−など、ビジネスパーソンが、ちょっとトークで使えそうな感心する話も入っており、”線をひく”場所が多いことは間違いない。
社会人にお勧めの本。