電子回路設計のための電気/無線数学―回路計算の基礎からマクスウェルの方程式まで (RFデザイン・シリーズ) の感想
参照データ
タイトル | 電子回路設計のための電気/無線数学―回路計算の基礎からマクスウェルの方程式まで (RFデザイン・シリーズ) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 石井 聡 |
販売元 | CQ出版 |
JANコード | 9784789830249 |
カテゴリ | 科学・テクノロジー » 工学 » 電気工学 » 電子回路 |
購入者の感想
本書は、回路網の計算、電磁気学、マクスウェル方程式の理解に必要な数学が、例を通してわかりやすく解説してあります。数式や記号を見るとアレルギーを感じてしまう、そのような読者を想定し、著者が親切に語りかけるように丁寧に説明しています。写真やグラフも豊富です。数式が何を言おうとしているか、それを視覚的に説明しようとする著者の思いやりが感じられます。
特に後半のベクトル解析からマクスウェル方程式の理解にいたる筋道は、他の専門書にはみられない独創的な説明、すなわち、生活の中での身近な題材を取り上げながら空間のベクトル量をどうとらえるか等について、懇切丁寧に説明してあり、ああ、こういうことか、と納得することができました。
また、製品設計にあたっての実践的、思想的なことも書いてあり、私の感じる所、本書の位置づけは、厳密な工学専門書と、ノウハウ的な設計指南書との中間に位置する本であると思います。このような路線の本は勉強と仕事の両方に即役立つと思います。
所々、本質的でない誤植が見受けられましたが、その辺り「教育用」としての価値(自分で誤植を見つける)も備えている本ということかもしれません。人気が出そうな本だと感じます。
特に後半のベクトル解析からマクスウェル方程式の理解にいたる筋道は、他の専門書にはみられない独創的な説明、すなわち、生活の中での身近な題材を取り上げながら空間のベクトル量をどうとらえるか等について、懇切丁寧に説明してあり、ああ、こういうことか、と納得することができました。
また、製品設計にあたっての実践的、思想的なことも書いてあり、私の感じる所、本書の位置づけは、厳密な工学専門書と、ノウハウ的な設計指南書との中間に位置する本であると思います。このような路線の本は勉強と仕事の両方に即役立つと思います。
所々、本質的でない誤植が見受けられましたが、その辺り「教育用」としての価値(自分で誤植を見つける)も備えている本ということかもしれません。人気が出そうな本だと感じます。