華は褥に咲き狂う (ガッシュ文庫) の感想
参照データ
タイトル | 華は褥に咲き狂う (ガッシュ文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 宮緒 葵 |
販売元 | 海王社 |
JANコード | 9784796406758 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » ボーイズラブノベルス |
購入者の感想
宮緒さんと小山田先生の新刊!ひゃっほい!…と手に取ったのですが、ううーん。
微妙に萌え切れませんでした(^^;
舞台は江戸時代の日本をベースにしたファンタジー世界、恵渡(えど)。
流行り病で跡継ぎが死に、突然八代将軍に抜擢された光彬(みつあき)。
御台所(正室)として都からやってきたのは、女装の麗人・純皓(すみひろ)。
初夜で純皓を抱こうとした光彬だが、純皓の手管に翻弄されるうち、気づけば「妻」に犯されていて!?
光彬を排除して自分の子供を将軍にしようとたくらむ永証院。
純皓の裏の顔。光彬の想い人である町娘・やえの存在。
光彬の従者・門脇と、純皓の従者・咲の恋愛模様…などなど、女装攻以外にも読みどころはたくさんありました。
説明描写も丁寧でわかりやすく、江戸に詳しくなくても雰囲気や設定がわかるし、
初夜での「お見事な初陣でございました」など、時代物ならではの口調も楽しめました。
ただ…攻の純皓、腹黒いというより、何だかゲスい。正直に言うと、性格が悪い…。
いえ、初恋を成就しようと暗躍したり、一途にご奉仕したり、かわいいな、と思う部分もあるんですが、何となく、光彬を含め、世界のすべてを見下してる感が漂っている…ような…。
「光彬に嫌われたくないから清純にふるまおう」はわかる。
「ばれたら嫌われてしまう」不安もわかる。
でも、好きな人に嘘をついている申し訳なさは皆無なんです。
手に入れるためなら嘘も当然でしょ、という計算高さ。そこに品がない。
本当に腹黒い人は尻尾を出さないので、開き直ってドヤドヤする姿をゲスいなと思ってしまいました。
「毒婦」は確かに毒婦ですが、高級さや格が足りないというか。
開き直りの影に、汚れてしまった痛みや後ろめたさがあれば共感できるんですが…。
ライバルのやえにも同じ属性を感じて、どうにも2人を好きになれませんでした。
だから、そんな2人を好きだという光彬にも、見る目ないなと思っちゃう。
微妙に萌え切れませんでした(^^;
舞台は江戸時代の日本をベースにしたファンタジー世界、恵渡(えど)。
流行り病で跡継ぎが死に、突然八代将軍に抜擢された光彬(みつあき)。
御台所(正室)として都からやってきたのは、女装の麗人・純皓(すみひろ)。
初夜で純皓を抱こうとした光彬だが、純皓の手管に翻弄されるうち、気づけば「妻」に犯されていて!?
光彬を排除して自分の子供を将軍にしようとたくらむ永証院。
純皓の裏の顔。光彬の想い人である町娘・やえの存在。
光彬の従者・門脇と、純皓の従者・咲の恋愛模様…などなど、女装攻以外にも読みどころはたくさんありました。
説明描写も丁寧でわかりやすく、江戸に詳しくなくても雰囲気や設定がわかるし、
初夜での「お見事な初陣でございました」など、時代物ならではの口調も楽しめました。
ただ…攻の純皓、腹黒いというより、何だかゲスい。正直に言うと、性格が悪い…。
いえ、初恋を成就しようと暗躍したり、一途にご奉仕したり、かわいいな、と思う部分もあるんですが、何となく、光彬を含め、世界のすべてを見下してる感が漂っている…ような…。
「光彬に嫌われたくないから清純にふるまおう」はわかる。
「ばれたら嫌われてしまう」不安もわかる。
でも、好きな人に嘘をついている申し訳なさは皆無なんです。
手に入れるためなら嘘も当然でしょ、という計算高さ。そこに品がない。
本当に腹黒い人は尻尾を出さないので、開き直ってドヤドヤする姿をゲスいなと思ってしまいました。
「毒婦」は確かに毒婦ですが、高級さや格が足りないというか。
開き直りの影に、汚れてしまった痛みや後ろめたさがあれば共感できるんですが…。
ライバルのやえにも同じ属性を感じて、どうにも2人を好きになれませんでした。
だから、そんな2人を好きだという光彬にも、見る目ないなと思っちゃう。