岡本太郎の見た日本 の感想
参照データ
タイトル | 岡本太郎の見た日本 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 赤坂 憲雄 |
販売元 | 岩波書店 |
JANコード | 9784000223911 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » ノンフィクション |
購入者の感想
あの「芸術は爆発だ!」という、どこか嘲笑を誘ってきた岡本太郎の道化の意味を、
赤坂憲雄氏は2つの「みんぞくがく」を視野に入れて論じている。岡本太郎の「縄文」
を単なる本質主義と読み取ってしまうなら、足もとをすくわれることになる。
太郎の道化の意味は、おそらくある種の「戦略的本質主義」なのである。しかし、こ
れは未だ理論ではない。太郎の生き姿から現れたアクティヴィスムを、いかに引き受け
理論展開するのかは、赤坂氏のこれからの仕事なのかもしれない。
赤坂氏の絶妙な文体を読まれたいと思う。
赤坂憲雄氏は2つの「みんぞくがく」を視野に入れて論じている。岡本太郎の「縄文」
を単なる本質主義と読み取ってしまうなら、足もとをすくわれることになる。
太郎の道化の意味は、おそらくある種の「戦略的本質主義」なのである。しかし、こ
れは未だ理論ではない。太郎の生き姿から現れたアクティヴィスムを、いかに引き受け
理論展開するのかは、赤坂氏のこれからの仕事なのかもしれない。
赤坂氏の絶妙な文体を読まれたいと思う。