伝統(ベーシック)こそ新しい オーボンヴュータンのパティシエ魂 の感想

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参照データ

タイトル伝統(ベーシック)こそ新しい オーボンヴュータンのパティシエ魂
発売日販売日未定
製作者河田 勝彦
販売元朝日新聞出版
JANコード9784023304642
カテゴリジャンル別 » 暮らし・健康・子育て » クッキング・レシピ » デザート・スイーツ

購入者の感想

フランス菓子の第一人者、河田勝彦シェフの歩んできた道のりを、語っています。

ほんとうは料理人になりかたったという河田勝彦シェフに、びっくりしました。
挫折して、菓子職人をめざしたそうです。
なぜかって? 「菓子なら、一番になれるかもしれない」と思って。その強い気持ち、すごいですよね。
それで、フランスに単身で渡り、10年間の修業。
修業した店は、もうほとんどが残っていないようです。
今、日本で活躍する名だたるパティシエは、有名店で修業をした経歴が光りますが、河田シェフはそんな店のランクなど関係ないって。
いろいろな店を転々としたことで、仕事の方法論をたくさん知れてよかったと、河田シェフは言っています。
なるほど、なるほど。
フランスでは、大変な苦闘をされていたようです。

帰国後、店(オーボンヴュータン)が軌道にのるまでは、これまた苦労をされたとか。

1億円の借金をして店を開店したはいいが、作った菓子が全く売れなくていつも捨ててばかりだったなんて、信じられますか?
今から30年前は、フランスの伝統菓子なんて、まだ馴染みがなかった味だから、甘いとか、スパイスが臭いとか、お客からいろいろ言われたそうです。
現在の店の繁盛ぶりからは、とても信じられない話がいっぱいで、驚きました。
困難な壁にぶちあたり、人並み以上の仕事をしてきたから、シェフが語る言葉は熱いです。

「自分の選んで来た道が正しいかったのか僕にもわからない。正しかったと、肯定する努力を自分は続けているだけ」
深い言葉だと思いませんか?
この本は、パティシエにとどまらず、働く全ての人に読んでほしい、というのが私の感想です。

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朝日新聞出版から発売された河田 勝彦の伝統(ベーシック)こそ新しい オーボンヴュータンのパティシエ魂(JAN:9784023304642)の感想と評価
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