自衛隊メンタル教官が教える 心の疲れを取る技術 の感想

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参照データ

タイトル自衛隊メンタル教官が教える 心の疲れを取る技術
発売日2013-04-01
製作者下園 壮太ツꀀツꀀ
販売元朝日新聞出版
JANコード登録されていません
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 心理学 » 臨床心理学・精神分析

購入者の感想

 サラリーマンとして、ストレスの中で生きている。鬱にはなっていないが、いつそうなっても不思議ではないと思っている。そうした普通のサラリーマンにとって、心の疲れをどのようにして取るかということは重要なことだ。
 ムリが3段階で進行する。一晩寝れば回復するムリ。いつもの2倍疲労を感じ、疲労回復に普段の2倍かかる第2段階。いつもの3倍疲労を感じ、疲労回復に普段の3倍かかる第3段階になると別人化する、という。何度か第2段階を自分で経験し、第3段階になった人を見たことがある私には、納得のいく説明であった。
 このムリをどう防ぐか。第2段階になる前の処方箋がいくつか提案されている。そんなことわかってるよ、できたら苦労しない。その通りである。でも、できず別人化するよりは、休む方がいい。そう思わせてくれる本である。

防衛大教官が、自衛隊の勤務や東日本大震災での活動をもとに、どのように精神的な健康を守るかを書いたほんです。

自衛隊ということで、過酷な訓練方法や、ノウハウが展開されるのかと思いきや、全く、反対です。

いかに、疲れをためないか、いかに、早い段階で回復させるかが主眼に置かれています。

精神的なダメージの段階を3段階に分け、そのダメージ段階で回復の方法を具体的に説明し、組織としての、精神的健康についても書かれており、とても良い本だと思います。0

個人と組織のストレスコントロールについて、平易な文章とわかりやすい論理で書かれた良書です。
著者が自衛隊という極めて現実的なストレス集団の中にいるためか、(変に有名だけどホントはどうなの?というような一部の)医療従事者のあやしい理屈っぽさや権威感、過剰な論文引き写しもなく、かといって(うさんくさいカウンセラーや自己啓発系マニュアルにありがちな)自己肯定の高揚感をいたずらに煽るところがない実際的な対応策が盛り込まれているところに共感が持てました。
「ムリの進行課程」・原始人に例えた「麻痺のシステム」、「目標の7縲怩Rバランス」、「弥生時代の村長」、「成功やリーダーシップ論に煽られない」など、参考となる箇所は数多くありました。
これから社会人となる人、部下を持つ人、それぞれの立場で役立つと思います。
とくに、離職率が高くて小人数で仕事を回さなくてはならない(貴重な新人をムダにつぶしたくない・やめてもらいたくない)中小零細企業のリーダーには有益でしょう(もちろん希望に溢れて社会に出る新人さんにも)。

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