立原道造詩集 (岩波文庫) の感想
参照データ
タイトル | 立原道造詩集 (岩波文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 立原 道造 |
販売元 | 岩波書店 |
JANコード | 9784003112113 |
カテゴリ | 文学・評論 » 詩歌 » 詩集 » 近代詩 |
購入者の感想
・内容 立原道造の残した詩の大部分を掲載。詩に関しては満足できるが、残念ながら彼の童話については触れられていない。また詩を作り始める前に傾倒した短歌もない。文庫版にそこまでを望むのは贅沢かもしれないが、それらは彼の重要な側面であり、全集以外にはほとんど出版物がないので非常に惜しい。
・解説 東大時代の同級生、翻訳家(?)の故・杉浦明平による本文に肩を並べるほどの郷愁を誘う解説。遥か昔に別れたきりの友人を、込み上げる感情を抑制しつつ回顧する。道造の溢れるほどの才能と繊細な人柄をエピソードを交えて著した本文は、他に類をみない名随筆となっている。このような二人の才能が出会った偶然に驚かずにはいられず、その偶然と明平の存在に感謝の念すら感じずにいられない渾身の解説である。(2011.1.27追記、これは岩波文庫版に対するレビューであり、この貴重な解説は他の版には採用されていない)
・解説 東大時代の同級生、翻訳家(?)の故・杉浦明平による本文に肩を並べるほどの郷愁を誘う解説。遥か昔に別れたきりの友人を、込み上げる感情を抑制しつつ回顧する。道造の溢れるほどの才能と繊細な人柄をエピソードを交えて著した本文は、他に類をみない名随筆となっている。このような二人の才能が出会った偶然に驚かずにはいられず、その偶然と明平の存在に感謝の念すら感じずにいられない渾身の解説である。(2011.1.27追記、これは岩波文庫版に対するレビューであり、この貴重な解説は他の版には採用されていない)