四次元時計は狂わない-21世紀 文明の逆説- (文春新書) の感想

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参照データ

タイトル四次元時計は狂わない-21世紀 文明の逆説- (文春新書)
発売日販売日未定
製作者立花 隆
販売元文藝春秋
JANコード9784166609949
カテゴリ文学・評論 » エッセー・随筆 » 著者別 » た行の著者

購入者の感想

「文藝春秋」巻頭随筆3年分(2011-2014)。 39本。

おもに時事ネタなので さすがに古くなってるかと思ったが、いやはや、とんでもない。

圧倒的な筆力、圧倒的な好奇心である。

まえがきには「私は今年74だが、どうでもいいことを無視できるようになったので 世の中が 前よりよく見えるようになった気がする」とある。

この本から 大量に引用して 内容を紹介して「参考になりたい」気持ちもやまやまなんだが、明日も朝早いので、

オモロかったお題だけ挙げておこう。

・ベトナム戦争
・ヒロシマ、ナガサキ、沖縄、福島
・ハンナ・アーレントのすべて~アイヒマンはほんとうに凡人だったか
・フロイトとユングの決裂の真相
・ツングースカ爆発の謎
・出雲大社
・クリミア戦争とトルストイ
・STAP細胞
・日本の発電所の 熱効率のすごさ
・日韓「竹島密約」が失効した過程・尖閣問題の底

など。

なお、いまいちなタイトルについてだが、「四次元時計」は、東大で開発中の、従来の1000倍の精度をもつ時計(光格子時計)のこと。(いちおう、震災後のエッセイなので、日本の技術をほめることで日本人を元気づけようという方向性があったみたいっす)

題名と同程度の魅力は感じませんでした。その点は、司馬遼太郎さんの文章・内容ともに読者に媚びるところはなく、文法的にも洗練されています。あまり、自分の能力を知らず知らずに誇張すると、受け側は、知らず知らずにすっきりしなくなるものらしいです。(自分の反省です。)
 宇宙・量子力学内容もゆとりが感じられませんでした。

科学技術が我々の生活にどのような影響を及ぼすのか、説得力のある説明がされていて未来への展望が出来る。

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