山田風太郎明治小説全集 (4) 幻燈辻馬車 下 (ちくま文庫) の感想

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タイトル山田風太郎明治小説全集 (4) 幻燈辻馬車 下 (ちくま文庫)
発売日販売日未定
製作者山田 風太郎
販売元筑摩書房
JANコード9784480033444
カテゴリ » ジャンル別 » 文学・評論 » 歴史・時代小説

購入者の感想

う〜ん。そう来たかぁという感じ。私の予想の斜め上をゆく展開。もう一つ別の意味で驚いたのは、この幻燈辻馬車(下巻)の中に以下の3つの短編小説が含まれている事だ。
●天衣無縫
●明治忠臣蔵
●絞首刑一番

時系列的には先に警視庁草紙(上)(下)を読んでから読むのが一番。

◆「赤い盟約書」

  干兵衛は、二人の若い女性を、鍛冶橋監獄に馬車で送る。

  彼女たちは、福島事件の首謀者とされる河野広中に、
  「赤い盟約書を忘れるな」と伝言したいというのだが……。

  赤井景韶、柿ノ木義康らが再登場。
  前回同様、非情な言動をみせる柿ノ木の存在感が圧倒的です。

◆「その男」

  干兵衛は、赤井景韶が大山巌の婚約披露宴に仕掛けるというテロを防ぎ、
  警視庁につかまった赤井の妻と妹をなんとか救いたいと考えるが、何の
  方策も思い浮かばない。

  そんな彼が、披露宴会場である延遼館で意外な人物と再会し……。

  柿ノ木義康の驚くべき正体や、干兵衛との浅からぬ因縁が明らかに。
  また今回、軍人でもあるとある文豪が、カメオ出演しています。

◆第九話〜第十話

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